モンハンの話(21:絶対強者その1編) [モンハン]
民主党って「増税党」に改名した方がいいんじゃない(ぷぷ)
それはともかく、
例のごとく、例のように、さも当然といった雰囲気を(無理クリ)醸し出しつつ集会所に帰還しました。
そうです、ショウグンギザミを討伐してきました。
懐にはたっぷりとカニミソが忍ばせてあります。
「今夜はコイツで、武器屋の大将と一杯やるぜ」
既にココロは酔っています。
今日は奮発して黄金芋酒をたらふく飲むつもりです。
「ただいま〜」
他に返事してくれる人がいなくても、受付嬢がチラ見で「おかえりなさ〜い」と言ってくれるだけで満足です。
ハンターやってて一番ホッとする瞬間は、無事ギルドに生還した時なんだな〜と、柄にもなく思っちゃったりして、センチな気分がこみ上げてくる自分が案外イヤじゃなかったりします(ぷぷ)
でも何かが違いました。
いつもは三人いる受付嬢が今日は二人だけ。
オイラの世話を焼いてくれる下位担当の女の子の姿が見あたりません。
トイレかな?
下世話な想像を巡らしつつ、相手をしてくれた上位担当のおねーさんに、今回の狩りの報告を手早く済ませます。
そのうちオイラもおねーさんの常連になるからね(ぷぷ)
んで、早速村長のバーチャンのトコに駆け寄ります。
「ギザミやっつけ飛ばしてきたよ〜ん」
「おお、そうか、そりゃご苦労、、」
なんかバーチャン元気がなさそう。
持病の腰痛でも痛むのかな?
ま、いいや。バーチャンから報酬を受け取ったその足で武器屋に立ち寄ります。
「お〜い、大将〜〜。カニミソ取ってきたぜ〜〜!!」
「おー、お帰り。首尾は上々かい?」
「あたぼうよ、下山祝いとしゃれ込もうぜ」
「おうおう、それじゃ早速、、、と行きたいトコだが、ちょっと先にヤっててくれるかい、急ぎの仕事がはいっちまったんで、さっさと片づけてスグに追いかけるから、、、」
「なんだ、大将が仕事なんて珍しいな」
「てやんでい、こう見えても腕は一流じゃい!(意味不明)」
、、、なんか、武器屋も忙しそう。
ま、商売繁盛で結構な事だけど、肩すかし気味でちょっと可哀想なボク。
ま、いいや。
夕方まで昼寝して、また誘いにこよっと。
と歩き出した片耳で、雑貨屋のオバ、、、おねーさんと、近所のオバ、、、おばさん(ぷぷ)の会話が漏れ聞こえた。
「、、、ティガレ、、」
「そうそう、雪山、、、」
へー、雑貨屋のあねさんならともかく、フツーの主婦(おばさん)までモンスターの話題で井戸端会議なんて、さすがはギルドの前線基地「ポッケ村」ならではの光景だね、、、、
ほのぼの、ほのぼの、、って、、、む?、、、むむむ、、、ティガレックス??
これまた物騒なモンスターの名前が出てきたモンだ。
くわばらクワバラ。
そそくさと自宅に戻りましたが、張り切って昼寝を決め込んだわりには、なかなか寝付けませんでした(ぷぷ)
おっとっと、寝過ごした。もう暗くなってんじゃん。
さて。改めてくり出した集会場の酒場。
カニミソをつつきながら、武器屋の大将が切り出しました。
「なんか、ティガレックスが出たらしいよ、、、」
「ティガレックス、、、それで村の人も噂してたのか、、、」
「アンタ、狩りに行くのかい?」
「え〜〜、だってまだ、、」
「ギザミのクエもクリアーしたなら、そろそろお声がかかっても不思議はないぜ。
ちょうど最近、ここいら辺でも目撃情報が入ってきてるらしいぜ」
「そういや、村長のバーチャンの頭の上に変な黄色い吹き出しが出てたな」
「アンタ、そんなモン見えるんかい?」
「い、いやあ、、」
「ハンターとして避けては通れないんだろうけど、くれぐれも用心するこったな」
「なんだい大将、やけに神妙だね」
「何しろアヤツは、、、」
予期せぬ方から声がかかりました。
「そ、村長のバーチャン」
「目撃情報から考えるに、どうやら今回のヤツはまさにアヤツ。お前さんの前任ハンターを再起不能に陥れた、いわく付きのヤツらしいのじゃ」
「えー」
「それだけじゃない。お前さん、◎×△というハンターを知っておろう」
「ああ、あの、なんでも、日の出の勢いで、今一番油が乗ってるメタボ、、じゃなくて期待の新人ハンター(という事になってるらしいヘボいヤツの事ね、、、ジェラシー)」
「そうそう、お前さんより先にモノブロスを退治した、アノ子じゃい」
「もー、ばーちゃん。そこ、そんなに掘り下げないでよ」
「今朝、その◎×△が、ティガレックス討伐に向かったんじゃ」
「、、、(また、先を越されたのか)」
「しかし、討伐はかなわんかった」
「え、、?」
「幸い、一命は取り留めたが、ギルドの集中治療室でお嬢ちゃんが付きっきりの看病をしとる」
(あ、下位の受付嬢、、、。なんかソコだけ聞くとうらやましいな〜)
「おいおい、何を考えとる」
「あ、い、いや、、」
「おそらく、あのケガではハンターに戻るのは難しいかもしれん。まるで、父親の様じゃ、、、」
「え??」
「そうじゃ、お前さんの前任ハンターの息子なのじゃよ」
(は〜〜〜??なんか、手の込んだ設定だな〜)
「そんなティガレックスの討伐を、お前さんに頼まねばならんようじゃ」
「はあ、、」
「カタキを取ってくれというわけではないが、是非ともお前さんにやり遂げて貰いたい。そのために、武器屋にムリを言ってお前サン専用装備も用意させたのじゃ」
「それで珍しく仕事してたのか」
「おいおい、そりゃないぜ」
「どうじゃ、この装備を身にまとい、いわく付きのティガレックスを狩ってきてはくれまいか」
「ばーちゃん、一つ聞いてもいいか?」
「何なりと」
「どうしてオイラなの?他にも上位ハンターとかG級ハンターとかいるんじゃないの?そいつらに任せた方がずっと安全・安心・顧客満足度連続第一位だと思うけど」
「最後の方がよく分からんが、、、、。コレは大人の事情と言うモノじゃ。
ありていにいえば、腕に覚えのあるG級戦士達は確かにおる。それこそ掃いて捨てるほどに沢山おる。しかし彼らはそろいも揃ってポッケ村を旅立って、ユクモ村の湯につかり、今は任天堂の誘惑と戦っておる頃じゃろう(ぷぷ)
簡単な話、今のポッケ村を守ってくれる物好きなハンターは、お前さんだけなんじゃ」
(物好きっていった、物好きって、、)
「ワシからのたってのお願いじゃ、どうかあのティガレックスをヅッコンバッコンとやっつけ飛ばして欲しいのじゃ。そのためには上位の武器を使おうが、G級装備をまとおうが、今回ばかりは目をつぶる事にしようぞ、、」
(ばーちゃんてこういう性格だったっけ?)
「オレからも頼むぜ(ついでに、防具も買うようになってくれ)」
(なんか、二人とも目が笑ってますけど、、、)
「う〜〜〜ん、、、断る!」
「え〜〜!?」
「え〜〜!?」
「コレは、オイラのポリシーの問題だ。だから、防具を付けるのも上位武器を使うのも断る!」
「それは、、、」
「ティガはオイラがやっつけ飛ばしてやるから、安心しろ。
でも、あくまで装備は裸。武器は絶対強者クリア以前のモノで行く。コレは曲げられない!
集会所で誰かの手を借りて強い素材を集めてきたんじゃ意味がない!」
(オ、オイラってカッコイイ、、、自己陶酔)
「じーーー」(疑いのまなざし)
「じーーー」(珍獣を見るまなこ)
「あ、、なんか二人とも、オイラが再起不能になるトコ想像したでしょ、、」
(コクリ)
「うなずくなよ!そこでーーー!」
激しく凝った前フリをカマしつつ、物語は佳境へと進むのでした(なのか?)
(つづく)
それはともかく、
例のごとく、例のように、さも当然といった雰囲気を(無理クリ)醸し出しつつ集会所に帰還しました。
そうです、ショウグンギザミを討伐してきました。
懐にはたっぷりとカニミソが忍ばせてあります。
「今夜はコイツで、武器屋の大将と一杯やるぜ」
既にココロは酔っています。
今日は奮発して黄金芋酒をたらふく飲むつもりです。
「ただいま〜」
他に返事してくれる人がいなくても、受付嬢がチラ見で「おかえりなさ〜い」と言ってくれるだけで満足です。
ハンターやってて一番ホッとする瞬間は、無事ギルドに生還した時なんだな〜と、柄にもなく思っちゃったりして、センチな気分がこみ上げてくる自分が案外イヤじゃなかったりします(ぷぷ)
でも何かが違いました。
いつもは三人いる受付嬢が今日は二人だけ。
オイラの世話を焼いてくれる下位担当の女の子の姿が見あたりません。
トイレかな?
下世話な想像を巡らしつつ、相手をしてくれた上位担当のおねーさんに、今回の狩りの報告を手早く済ませます。
そのうちオイラもおねーさんの常連になるからね(ぷぷ)
んで、早速村長のバーチャンのトコに駆け寄ります。
「ギザミやっつけ飛ばしてきたよ〜ん」
「おお、そうか、そりゃご苦労、、」
なんかバーチャン元気がなさそう。
持病の腰痛でも痛むのかな?
ま、いいや。バーチャンから報酬を受け取ったその足で武器屋に立ち寄ります。
「お〜い、大将〜〜。カニミソ取ってきたぜ〜〜!!」
「おー、お帰り。首尾は上々かい?」
「あたぼうよ、下山祝いとしゃれ込もうぜ」
「おうおう、それじゃ早速、、、と行きたいトコだが、ちょっと先にヤっててくれるかい、急ぎの仕事がはいっちまったんで、さっさと片づけてスグに追いかけるから、、、」
「なんだ、大将が仕事なんて珍しいな」
「てやんでい、こう見えても腕は一流じゃい!(意味不明)」
、、、なんか、武器屋も忙しそう。
ま、商売繁盛で結構な事だけど、肩すかし気味でちょっと可哀想なボク。
ま、いいや。
夕方まで昼寝して、また誘いにこよっと。
と歩き出した片耳で、雑貨屋のオバ、、、おねーさんと、近所のオバ、、、おばさん(ぷぷ)の会話が漏れ聞こえた。
「、、、ティガレ、、」
「そうそう、雪山、、、」
へー、雑貨屋のあねさんならともかく、フツーの主婦(おばさん)までモンスターの話題で井戸端会議なんて、さすがはギルドの前線基地「ポッケ村」ならではの光景だね、、、、
ほのぼの、ほのぼの、、って、、、む?、、、むむむ、、、ティガレックス??
これまた物騒なモンスターの名前が出てきたモンだ。
くわばらクワバラ。
そそくさと自宅に戻りましたが、張り切って昼寝を決め込んだわりには、なかなか寝付けませんでした(ぷぷ)
おっとっと、寝過ごした。もう暗くなってんじゃん。
さて。改めてくり出した集会場の酒場。
カニミソをつつきながら、武器屋の大将が切り出しました。
「なんか、ティガレックスが出たらしいよ、、、」
「ティガレックス、、、それで村の人も噂してたのか、、、」
「アンタ、狩りに行くのかい?」
「え〜〜、だってまだ、、」
「ギザミのクエもクリアーしたなら、そろそろお声がかかっても不思議はないぜ。
ちょうど最近、ここいら辺でも目撃情報が入ってきてるらしいぜ」
「そういや、村長のバーチャンの頭の上に変な黄色い吹き出しが出てたな」
「アンタ、そんなモン見えるんかい?」
「い、いやあ、、」
「ハンターとして避けては通れないんだろうけど、くれぐれも用心するこったな」
「なんだい大将、やけに神妙だね」
「何しろアヤツは、、、」
予期せぬ方から声がかかりました。
「そ、村長のバーチャン」
「目撃情報から考えるに、どうやら今回のヤツはまさにアヤツ。お前さんの前任ハンターを再起不能に陥れた、いわく付きのヤツらしいのじゃ」
「えー」
「それだけじゃない。お前さん、◎×△というハンターを知っておろう」
「ああ、あの、なんでも、日の出の勢いで、今一番油が乗ってるメタボ、、じゃなくて期待の新人ハンター(という事になってるらしいヘボいヤツの事ね、、、ジェラシー)」
「そうそう、お前さんより先にモノブロスを退治した、アノ子じゃい」
「もー、ばーちゃん。そこ、そんなに掘り下げないでよ」
「今朝、その◎×△が、ティガレックス討伐に向かったんじゃ」
「、、、(また、先を越されたのか)」
「しかし、討伐はかなわんかった」
「え、、?」
「幸い、一命は取り留めたが、ギルドの集中治療室でお嬢ちゃんが付きっきりの看病をしとる」
(あ、下位の受付嬢、、、。なんかソコだけ聞くとうらやましいな〜)
「おいおい、何を考えとる」
「あ、い、いや、、」
「おそらく、あのケガではハンターに戻るのは難しいかもしれん。まるで、父親の様じゃ、、、」
「え??」
「そうじゃ、お前さんの前任ハンターの息子なのじゃよ」
(は〜〜〜??なんか、手の込んだ設定だな〜)
「そんなティガレックスの討伐を、お前さんに頼まねばならんようじゃ」
「はあ、、」
「カタキを取ってくれというわけではないが、是非ともお前さんにやり遂げて貰いたい。そのために、武器屋にムリを言ってお前サン専用装備も用意させたのじゃ」
「それで珍しく仕事してたのか」
「おいおい、そりゃないぜ」
「どうじゃ、この装備を身にまとい、いわく付きのティガレックスを狩ってきてはくれまいか」
「ばーちゃん、一つ聞いてもいいか?」
「何なりと」
「どうしてオイラなの?他にも上位ハンターとかG級ハンターとかいるんじゃないの?そいつらに任せた方がずっと安全・安心・顧客満足度連続第一位だと思うけど」
「最後の方がよく分からんが、、、、。コレは大人の事情と言うモノじゃ。
ありていにいえば、腕に覚えのあるG級戦士達は確かにおる。それこそ掃いて捨てるほどに沢山おる。しかし彼らはそろいも揃ってポッケ村を旅立って、ユクモ村の湯につかり、今は任天堂の誘惑と戦っておる頃じゃろう(ぷぷ)
簡単な話、今のポッケ村を守ってくれる物好きなハンターは、お前さんだけなんじゃ」
(物好きっていった、物好きって、、)
「ワシからのたってのお願いじゃ、どうかあのティガレックスをヅッコンバッコンとやっつけ飛ばして欲しいのじゃ。そのためには上位の武器を使おうが、G級装備をまとおうが、今回ばかりは目をつぶる事にしようぞ、、」
(ばーちゃんてこういう性格だったっけ?)
「オレからも頼むぜ(ついでに、防具も買うようになってくれ)」
(なんか、二人とも目が笑ってますけど、、、)
「う〜〜〜ん、、、断る!」
「え〜〜!?」
「え〜〜!?」
「コレは、オイラのポリシーの問題だ。だから、防具を付けるのも上位武器を使うのも断る!」
「それは、、、」
「ティガはオイラがやっつけ飛ばしてやるから、安心しろ。
でも、あくまで装備は裸。武器は絶対強者クリア以前のモノで行く。コレは曲げられない!
集会所で誰かの手を借りて強い素材を集めてきたんじゃ意味がない!」
(オ、オイラってカッコイイ、、、自己陶酔)
「じーーー」(疑いのまなざし)
「じーーー」(珍獣を見るまなこ)
「あ、、なんか二人とも、オイラが再起不能になるトコ想像したでしょ、、」
(コクリ)
「うなずくなよ!そこでーーー!」
激しく凝った前フリをカマしつつ、物語は佳境へと進むのでした(なのか?)
(つづく)