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料理の話(7:回鍋肉(ホイコーロー)編) [料理]

今日のメニューは回鍋肉(ホイコーロー)。
そうです、豚肉とキャベツの甘辛炒め。

なんで、回鍋肉って書くのかしら?
あんまり美味いので、ミンナの取り合いになるから鍋が飛び回るって意味なのかしら?
それとも、鍋を掻き回して食べるって意味なのかしら?

中華料理の名前って、結構そんな感じのが多いよね。

語源も分からないし正式なレシピも知りません、でも、上手い回鍋肉なら作れます。
そ、美味けりゃいいの、自分で食べるんだから。

以前つかった「甜麺醤(てんめんじゃん)」と「オイスターソース」と「紹興酒」が今回も大活躍。
今回はココに「豆板醤(とうばんじゃん)」が仲間入りします。

中華料理の味の素って、なんかこの辺の組み合わせで成り立ってるみたいね。

そんなわけで、始まり始まり。
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メニュー:回鍋肉(ホイコーロー)

(材料)
豚肉
キャベツ
タマネギ

豆板醤(とうばんじゃん)
甜麺醤(てんめんじゃん)
オイスターソース

紹興酒
ごま油
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豆板醤は良く耳にしますよね。
たぶん日本で一番名前が知れ渡ってる醤(じゃん)ですよね。

赤くて辛くて美味いの。
辛党でなくてもなんかやみつきになります。

豆板醤は油で軽く炒めると風味が引き立って、一層美味しくなります。
今回はそもそも炒め物だから、相性ピッタシ。

豚肉って脂肪もお肉もうま味と甘みが多いから、豆板醤との組み合わせがバッチシ。
キャベツも熱が通るとこれまた甘みが出るので、豆板醤との相性ピッタンコ。

つまり、回鍋肉ってヒジョーに理にかなった料理なんです。
(さすが中国3000年だか4000年だか5000年、、、ほんと、大雑把ですね、、、私じゃあないよ、「国が」だよ、、ははは)

今回は豚肉とキャベツとタマネギだけで作ってみます。
コレにニンジンをいれたり、ヤングコーンを入れたり、ホント好き勝手にしてみても美味しいです。

具材を入れる時は火の通りやすさで順番を考えてみて下さい。
ま、あんまり悩まなくても一生懸命炒めれば、問題なく美味いはずです。
(野菜なんて、半生でもまあオーケーだしね)

そんなこんなで、レッツ・クック!
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まずは下準備。

キャベツは丸いの一個買ってきたら、大胆かつ大胆にぶった切って下さい。

私は、最初っから真っ二つに切ってしまいます。
そんで、1/4カットして、斜めに芯を取って使います。

大人2人&子供2人の標準的なご家庭なら、たぶんキャベツは、1/6~1/5個くらいあれば十分だと思います。
炒めるとガサが減るから、「こんなに沢山!?」位でもキット食べてしまいます。

ま、好きなだけ入れて下さい(結局こうなる)

切る目安は3cm真四角くらいかしら?
ま、三角でも四角でも、食べやすい大きさならどんなデモ結構です。

丁寧なヒトなら、一枚一枚、剥いて、洗って、切ってってするんだろうけど、私はそんな事ほとんどしません。
いきなり、ザックザックとぶった切ります。面倒くさいモンね。
(人数が多いので使う量が半端じゃ無いのよね、、)

時々、葉っぱの間に砂とか、ホコリとか、ナメクジとか入っているのでご用心。

ま、外側の堅い部分は取り除いて、中の美味しそうなトコを食べましょう。
内側の方なら、ゴミも虫も入っていません(大丈夫だよ~ん、、、キット)

キャベツなんて1個100円位だもんね、安い時なんて「え~」って位安いモンね。
作ってる農家のヒトに同情したくなるくらいな値段の時もありますよね。

なので、ケチケチしないで美味そうな所をジャンジャン使って、美味しくいただきましょ。
冷蔵庫の中でダメにしてしまう方がよっぽど「もったいない」ですよ。

タマネギは半分も入れれば多い位です。

真っ二つにぶった切って、上下をちょん切って、茶色い皮を剥いて。
良く洗って、まな板にお椀を伏せるように置いて、タマネギの筋方向に5~6等分します。
そ、人差し指くらいの笹舟みたい(タマネギ船?)なのが沢山出来ましたよね。
当然、真ん中に近いほど小さいよね。

キャベツと一緒にザルにでも取っておきましょう。

豚肉は、ロースでも肩でも、小間切れでも、何でも良いです。
バラ肉だと脂っこいから、やっぱりロース肉かしら。

お徳用のパックを買ってきてみ~んな入れちゃいましょう。
「今日は大盛りだー」って大皿にてんこ盛りにしてミンナでつつくと、ホント、中華料理屋の気分が満喫できます。
(炒めるヒトは大変だけどね、、、ははは)

まな板にパックからポンと載せ、適当に5~6等分します。
そ、いつもこのやり方。「炒めてるウチにばらけるぜ」方式です。スライス肉だもんね。

材料の下準備はこれだけです。あとは、豆板醤と甜麺醤用のスプーン(バターナイフがお勧めですが、、)を2本用意しておきましょう、


(んじゃ、炒めましょ)

大きめのフライパンを良く熱してごま油を引きます。
中華鍋なら、なおのこと良く熱してから油を引いて下さい。

まず、豚肉を放り込みます。「ジュージュー」焼きましょう。
「焼き肉の唄」をオリジナルで作って口ずさみましょう。
「やっきにっく、やーきにーく、やっきーにくー」(周りに警戒を怠らずにね、、、ははは)

だんだん色がついて来ました?
そしたら、豆板醤と甜麺醤を適当(小さじ1/2位)に放り込みます。

肉に絡めて炒めていると、豆板醤から辛~い雰囲気が立ち上って、心なしか目が染みて来ます。
そしたら、紹興酒を少量投入。大さじ1杯くらいかな。

タマネギとキャベツを投入してかき混ぜながらガッツで炒めます。
野菜を入れると中華鍋から溢れんばかりになるので「どうやってかき混ぜるんだろう?」と疑問に思いますが、そこで悩んでも解決しません。

事件は会議室で起こっているのではありません、鍋の中で起こっているのです、、、ははは。

ま、熱が通ってくるとかき混ぜやすくなるから、焦げ付かないように混ぜれば良いだけです。
格好良く混ぜる必要は全くありません。

キャベツが少しんなりしてくると、ガサが減って野菜炒めみたいになってきます(肉野菜炒めです)

適当な所で、オイスターソースを注ぎ込みます。大さじ2~3杯かな?
かき混ぜながら、キャベツでもタマネギでもつまんで味見して下さい。

いつもの通り、「塩味が少し足りないくらいがベストです」を座右の銘にしておきましょう。
(ま、好きずきなんですけどね、、、)

相変わらず塩味の調節はオイスターソースの追加で行います。
そ、足りなきゃ足せば良いだけです(デモ、引けないからご用心)

そんで、ザックリ炒めて、良い照り色になってきたら出来上がり。
すんごい簡単です。

豆板醤と甜麺醤の割合で料理の性格がかなり変わるので、「オレ様お好みの割合」を見つけるのも楽しいかもね。

さあ、いつものごとくお皿に載せて食べましょう。
あー今日もビールが旨いぜ!(発泡酒だけどね、、、ははは)


(つづく)



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