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Macの話(43:Macでポケモンを改造しよう編) [Mac]

そうなんです、題名の通りです。
ここんトコ、ポケのセリフ改造にはまっていましたが、なんとも割り切れない思いでいっぱいでした。

MacBookでVistaを立ち上げて、winのツールを使ってポケ改造。

それはそれで面白いんだけど、やっぱりその、アノ、ほれ、、、
Macでやりたいですよね、そりゃあ。Macユーザーだし、、、ははは

なので、PokeWordsをMac用にリファインしました。
その名も「PokeWordsMac」、、、、(まんまやん)

いつも寂しい思いをしているMacユーザー(してるのか?)のココロにほのかな明かりが灯る事を期待します(なんのこっちゃ)

どっちかっていうと、Macでやるのが最初からの目標だったりして、、、ははは
(Winな人はコッチをどうぞ「WinXP&Vistaの話(31:PokeWords編)」)

じゃあ、みんなでレッツ改造!

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= PokeWordsMacをつかったポケ改造講座 =

<用意する物>
intel Mac(Leopard)

VBA
PokeWordsMac-1.4
バイナリーエディタ:0xED

ポケのROM
(Mac本体とROM以外は無料です、、、ぷぷ)
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インテルMac+Leopardで作業します(色んな理由があります)
多少ハードルが高くなってしまいますが、時代だと思って下さい。

VBAは勿論Mac用です(キチンと稼働していますか?)

PokeWordsMacは【ファイル置き場】からダウロードして下さい。
(気が向くとバージョンアップしてたりします、、、ぷぷ)

バイナリーエディタは0xEDを使いました。
お好きなので構いません(そんなに選択肢も無いけどね、、、はは)

PokeWordsMacなら、GBAのポケであればどれでも改造出来るはずです(たぶん)
winからの流れなので、今回もFR(ファイアーレッド)を使います。

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<改造手順〜まずは下準備>

改造が進むと、ファイルがいっぱいになってフォルダ選びが煩雑になります。
私はVBAのromフォルダ内に「セリフ改造」フォルダを作って、PokeWordsMacの書類を整理してます。

もちろん、ROM&データのバックアップは各自で確保して下さい!

(0)(ポケFR).gbaを複製して、01.gbaという名前にする。オリジナルはキチンと保存しておきましょう。(適当なトコで02→03とやれば中途のROMが確保出来ます)

(1)VBAとPokeWordsMacと0xEDを並べてドックに入れときます(マカーの礼儀作法?)

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<早く改造しよ!>

VBAで01.gbaを立ち上げると、オリジナルのゲームがはじまります(そりゃそうだ)

「そうさ せつめい」の青い画面が出ましたか?
手始めにこんなトコから書き換えてみましょうか。

start.png

じゃ、VBAのメニューから「オプション」→「ゲーム状態を保存…(凍結)」を選びます。
VBAはそのままにして、さっそく手順に進みます。


<セリフのコード変換>
(2)おもむろにPokeWordsMacを起動。「セリフ」→「セリフ変換」を開く。

(3)「セリフ変換」画面では左のエリアがセリフ入力欄、右が16進数欄です。
VBAの画面を参考にしながら、左のエリアに「いろいろな ボタンを よくつかう」って入力してみましょう。そうです、スペースも忘れないで下さい。

(4)間違いなく入力出来たら、「16進数へ→」ボタンをポチッとな。すると右の欄に「02 2b 02 2b 15 00 9a 60 7e 2d 00 26 08 12 06 03」こんな文字列が表示されるはずです。
そうです、これがポケモン用のセリフコードです。これをつかって、ROM内のアドレスを検索します。


<オフセット値の検索>
(5)0xEDでは、このようなスペース区切りの文字列を検索には使えません。バイナリーエディタにもそれぞれ個性がありますね(ぷぷ)

なので、「Combo」と「Trim」のボタンを用意しました。
今回は、この「Combo」ボタンをポチッとな。
間のスペースがとれて、ズラーッと繋がりました。これを選択してコピー(command+c)します。

(6)0xEDを起動、「File」→「Open…」から01.gbaを開きます。
開いたばかりでは0xEDのカーソルがバイナリデータの先頭「1F」のトコにあるはずです。ココがアドレス00000000番地。ウインドウの下のワクのトコに「Offset: 0 Selection: 0」って表示されてますよね。

右上の細長い楕円の中に虫眼鏡マークと「Hex search」ってあります。
楕円マークが無い?、、、ウインドウの右下つまんで、サイズを大きくしてみて下さい。
「Offset」と「Find」の二つの楕円がキチンとあるはずです。
(メニューからカスタマイズもできるしね、、、ははは)

大きい方の「Find」が検索用。
「Text search」になってたら、虫眼鏡マークの辺りをクリックしてみて下さい。
16進数で検索するので「Hex search」を選んでおきましょう。

そしたらココにさっきのコピー内容をペースト(command+v)しましょう。
んで、returnキー。

一瞬、黄色い帯が表示されて検索部分がヒットします。
下のOffsetには「1A9FA0」が表示されてるはずです。
(ちゃんと入力していればね)

そうです、この「1A9FA0」が先ほど書き込んだセリフのオフセットです。
なのでこの部分をダブルクリックして選択し、command+cでコピーします。
(それとも「1A9FA0」を暗記しておく?)


<ROMを眺める>
(7)PokeWordsMacに戻って「セリフ」→「Rom View」画面を開きます。
左上「ROM読み込み」ボタンをポチッとな、01.gbaを読み込みます。

(8)Offset欄に先ほどのコピー内容「1A9FA0」をペースト(自分で書き込んでもいいんですよ、、、ははは)
スグ隣の「Set」ボタンを押しましょう。

ほーら「1A9FA0」から始まるROM内容がセリフ用にコード変換されて一覧表示されています。

上下矢印を使って、その近辺を眺めてみましょう。
(スライダーを動かすと、、、早くて読めません、、はは)

ドコに行ったか分からなくなった時は、先ほどの「Set」ボタンで元に戻ります。
(Offset値を変えてなければね、、、はは)

スライダー下の上下矢印で一段ずつスクロール出来ます。
若いアドレスの方を表示してみましょう。どうやらちょっと上の方には、ライバルの名前候補が入ってます。

逆にズラーッと長い説明文章を読んでいくと、その先は、、、
良く見ると、これはオーキド博士のオープニングのセリフです。
そういやそういう順番ですよね。

こういった並び方は、ゲームの物語順の時もあるし、全然バラバラの時もあるようです。
ROMの色々な部分を眺めてみると面白いでしょう。

ちなみに、ROMの中には、セリフ以外にも、音楽や画像、プログラム本体(スクリプト)などの部分が勿論あります。
Rom View画面ではそういった部分もセリフコードで変換して表示されるので、言葉としてまるっきり変な部分がごっそりあります。
これは仕方がないですね。そういうモンだと思って下さい。

当然こういった部分を改造するには、そっち関係のツールに任せるのが理屈です。
PokeWordsMacで書き換えてはいけない場所だって事くらい、分かりますよね、、、ははは

一連のセリフの構成は1〜20文字くらいのセリフが「止」、「送」、「頁」で繋がっていて、最後が「終」です。
(ま、日本人が読んで分かる部分やね、、、ぷぷ)

そういった場所がセリフ改造の対象です。


<理屈はいいから作業をすすめましょ>
(9)Offsetに「1A9FA0」が残った状態で「Set」ボタン。話を元に戻します。

上のカラムは取り込み用の数字です。
10列を取り込んでみましょう。「取り込み」ボタンをポチッとな。

ピカチュウの指示に従い(ぷぷ)、ファイルの名前を付けます。
「オープニング」と書いておきましょう。

すると「kai-オープニング.pkw」の名前で書類を保存するようになりますので、素直にそのままPokeWordsMac書類を保存します。
(「セリフ改造」フォルダを作っておきました)

すると、PokeWordsMac本体の画面に取り込まれました。


<ようやくセリフが改変出来るぜ!>
(10)「いろいろな ボタンを よくつかう止」が選択された状態で、上の文字フィールドに「そうです オフセットが わかれば」と書き込んで「はめ込み」ボタン(returnキーでも、はめ込めます)

文字数がピッタリなので上手く当てはまります。

そしたら下の欄で「じゅんばんで せつめい します。終」を選びましょう。
先ほどの変更が変更後欄に反映されて、太文字表示されてます。
変更後欄に変更が書き込まれない場合は、ちゃんと「はめ込み」したか再確認してみて下さい。

上の文字フィールドは次のセリフ改変の準備が出来ています。
なので「こんなトコでも かいぞうできます終」に書き換えましょう。
「はめ込み」を忘れずに変更後欄を移動すると、ほーら、2段目も書き換え終了です。

(11)この状態で「ファイル」→「Save」しておきましょう。

(12)そしたら右側「コード作成」ボタン。書き込み用のコードを作成します。
上の「ROM指定」ボタンの隣には、01.gbaが表示されてますよね。
Rom View画面で取り込んだものと一緒ですよ。
今度は見るだけじゃ無くて、書き込んじゃうから、間違って指定してないことをキチンと確認しておきましょうね、、ははは


<全ての準備は終了しました>
(13)そうです、あとはROMに変更を書き込むだけ。「変更書き込み」ボタンをポチッとな。
呆気なく、ポケモンのセリフ改変が書き込まれました。


<テストプレイ>
(14)昔は「テスト」って言葉はキライでしたよね、、ははは
でも今はこんなにウキウキしますね、なんでだろ?
(遊んでるからです)

VBAでテストするためには、改変されたROMを再度読み込む必要があります。

ほったらかしになっていたVBAを選択して、「ファイル」→「ロムイメージを開く…」から01.gbaを再度読み込みましょう。

そんで、「オプション」→「ゲーム状態を復帰…」を選びましょう。

start.png

、、、あれ??
書き換えたハズの画面が変わっていません。
「いろいろな ボタンを、、、、」と表示されてます。
ダメじゃん!

いやいや、慌てないで下さい。Aボタン(キーボードでは「z」になってます)で画面をいったん進めて、Bボタン(x)で戻ってみましょう。

01.png
(左上の「そうさ せつめい」→「かいぞう するぜ」のOffsetは「3DD46C」です)

ほーら、書き換わってるでしょ。
VBAのフリーズ(状態保存)の性質もちょっぴり理解出来ますね、、、ははは

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<まとめ>
ぴったり文字数を揃えてセリフを置き換えるのは実は至難の技です。
オリジナルのセリフより少ない文字数なら、スペースを入れる事で調節できますが、、、はは

今回題材に使った部分は、ゲームの前説明なので、実際のゲーム画面でキャラクター達が話しているセリフとは、若干スクリプトの様式が違います。
ここでは「止」の位置を移動するのは避けた方が賢明です。

こんなトコでもPokeWordsMacなら簡単にセリフ改造できるとこが示したかっただけです、、、ははは

逆に言うと、ゲーム内でキャラクターが話しているセリフなら、文字数オーバーしない限り、「止」「送」をうまく配置してセリフのレイアウトが変更できます。
慣れてきたら、色々工夫してみて下さい。

PokeWordsMacではアドレス飛ばしのセリフ改造法は出来ません。ゆえに、オリジナルのセリフ以上の文字数は書き込めないという制約があります。

でも、飛ばした先のセリフなら改造できちゃったりします。
なんだか逆説的ですが、、、ははは
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張り切って書いたので、いつになく長大な説明ブログになってしまいました。
しかも、ちっとも洒落が効いてないし。
(つまらんシャレはない方が、、、)

ま、いいや。
疲れてきたので今日はこのくらいにしときます。

マカーの皆さんが、楽しくポケ改造に打ち込むと、もしかしたら予想も出来ないような名作が生まれるかも!?

kasumi.png
ゲーム改造は個人の趣味として楽しみましょう!

(追記:出来た改造ROMはパッチ化しましょ「Macの話(44:Macでipsパッチ編)」)

(つづく)



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