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Macの話(1:old Mac編) [Mac]

今や骨董品となっていますが、最近までMacintoshG3 MT300というマシンを使っていました。OS 8.6でサクサク動いてとても気持ちのいいマシンでした。Macというと、私はやっぱりあのベージュ色を思い出します。

ジャーンという起動音がことさらに重厚に聞こえるミドルタワーの筐体で、あの独特の色。最近のパソコンと並べても未だにかっこいいと思います。「黄色く変色しているのは年期の証さ、、」とむしろ自慢していました。

私が初めて買ったMacはLC-Ⅲという小型のやつで、ピザボックスタイプと呼ばれ、MC-68030のCPUでカラーの廉価版という位置付けでしたが、それでも当時約40万ぐらいかかったと思います。まさに、清水の舞台から飛び降りる覚悟です。LCはローコストカラーの略だったような、、どこが安いんだ?でも、カラー表示が扱えて68030が入っているなんて、あこがれのⅡciと同じだー、とメモリ増設(4+8MB=12MBぐらいじゃなかったかな)、FPU追加と、留まることを知らず、突っ走りました。

えーえー、外付けのCD-ROMも買いましたよ。(スカジー、、、って懐かしー、、。)

んで、PhotoShop(確か2.5だったような)立ち上げると、重い重い。WardPerfect(ワードはなかった)の文章に、DeltaGraphの図入れて、プリンタ(LaserWriter Select-300)でプリントすると、A4一枚に一晩かかりました。いや、正確には途中で固まることの方が多かったような、、、。処理が重いのと固まったのを区別するのが大変でした。

結局、図表を入れる部分をあらかじめ空けたレイアウトで文字だけプリントアウトして図表は別にプリントアウトして、ハサミとのりとコピー機の作業でした。

それでも、DTPだー、WYSWYGだーと喜んでいたような、能天気な自分を思い出します。
だって、画面で全体像が見れるんですよ、、PC-98にはまねできない技だったような(できたような、、、)

それから、ノートを買いました。520cから1400cとながれて、1400c&G3ボード増設+MO拡張ベイのマシンは最強でした、MOがついているから、1.4MB超えても簡単に保存できるし使い回せる。Zipの100MBよりMOの320MBだぜ、と強がっていたような気がします。

何より、ノートって持ち運びができるところがいいですよねー。あたりまえだって、、いやいや、マック使いの中にはSE30とかClassicとかを持ち運んでいる人もいましたよ。
リュックサックみたいに背中に担げる持ち運び専用バックも通販で売っていて、「これがモバイルコンピューティングです」みたいに自転車乗ってマック担いでるモデルさんの写真は結構笑えました。

コンセントがないところでも使えたらいいよね、と話していたら、「屋外でやったらDTP(デスクトップ・パブリッシング)にならないだろう」と携帯用のプリンターを机の上に出した友人がいます。(さすがにそいつもノートだったけど、目はマジでした、、コワ、、)

Mac使い=(イコール)Win嫌い、ではないと思います。私は未だにLibletto70に愛着があります。ただ、習慣の部分は大きいと思います。やっぱり、文章を書くのはマックを選んでしまうし、写真をいじくるのも図表を作るのもやっぱりマックです、なんでだろう?

インターネットはライムのiMac OS 8.6を使っていますが、さすがにこちらはほぼ限界です。iMac+IE5.0だとAppleのサイトに入ったとたん固まります。(Appleのサイトに行くときはiCabを使ってます。)他は結構見れるけど、、何しろ最近のサイトはアニメーションが多くて、バナーが多くて、iMacにはかなり重荷です。

新しいマック買おうかなー、VistaよりXPが買いかなーなどと資金もないのに妄想するこの頃です、、、。


(つづく)
タグ:MAC old iMac

Macの話(2:無線LAN編) [Mac]

3年前、私の親父(”後期高齢者”って失礼ですよね)が、「60、、、の手習いでインターネットを始める」って言い出したとき、よくよく考えてWinを勧めました。パソコン教室で話が合わないとかわいそうだものね。週一回の教室に3年通ってようやく最近、写真がプリントアウトできるようになったと喜んでいます。(講師の先生ってやっぱり忍耐が必要ですね、ありがとう。)

そんでもって、ようやく最近パソコンを立ち上げることを「インターネットをやる」と言わなくなりました。

WinXPノートを購入するときにインターネット加入割引で◎ahooに入って無線LANの設定をしてやったので、パソコンを立ち上げることとネットに繋ぐことが区別できなかったみたい。結局、本人がネットを使えるはずもなく、◎ahooは1年ぐらいで解約してやりました。何が起こっているのか全く分かっていなかったのでしょう。

解約するときオペレーターのお姉さんに理由を聞かれたので、思わず「本人がインターネットが出来ないんです。」と答えたら、わけわからなかったみたい。

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最近、私がPSPにはまり始め、愛しのPSPのために無線LANを用意するためヤ◎ダ電機にいそいそとでかけ、ルーター売り場で、はた、と気づきました。

ネット用のiMacはイーサーのLANケーブルだけど、PSP対応のこのブロードバンドルーター&無線LANカードパックなら、じーちゃんのXPでネットが再開できる。このことです。

うちは、2世帯3世代同居の典型的な田舎の大家族なので、私(達)は2階に住んでいて、iMacでADSLに繋がっています。だから、このブロードバンドルーターかませれば、iMacはケーブルで、PSPとWinXPは無線でそれぞれネットに繋がるじゃん、、るんるん。

そんで、とりあえず箱をよーく見ます、舐めるように見ます、上も下も横も見ます、、、、XPとPSP対応とはでか~く書いてあるけど、Macの”マ”の字も見えません。

やっぱりマイナーだなー。
マック対応って書いてあるルーターないかなー、、、無い、、無い、、いやある、、あった。

下の方に1種類だけMac対応って書いてあるやつがこっそりと置いてあった。でも高い、、さっきの3倍くらいの値段がする、、なんで?しかもPSPが繋がるかどうかわからん、、、。

意味ないな~これでは。

やっぱりさっきのお徳用セットだな、どーせiMacはケーブル直づけなんだから、TCP/IPに国境があるものかー、と考えるも、やっぱり不安なので、店員さんに聞くことにしました。

「すみませーん」と呼んで、店員さんに質問するも、ちょっと待って下さい、と逃げられた。しばらくすると、少し詳しそうな若い店員さんをつれてきてくれた。親切に対応してくれるも「マックはよくわからなくて、、、」とかなり腰が引けている。

◎ッファローのルーターだったので、「ホームページとかで調べられないの?」と振ってみたが、あんまり要領を得ない様子、というかちょっと泣きそう(?)

かわいそうなので、マックの話は置いといて、WinXPの設定の質問をしたところ、自信たっぷりに「簡単に繋がります」とのこと。

3年前に結構苦労したことが頭をよぎります、だってワタクシWinはあまり得意ではないんんですもの。
まー3年もすればそりゃー進歩するよな、、。

ついでに店員さん曰く、「こっちの方がお勧めです」と2000円くらい高い方を勧められた。何でも a,b,g全部に対応で電波が強いとのこと。そーいえば3年前は台所挟むと電波のつながりが悪かったなーと思い出しつつ、「じゃあこれにします。」と勧められた方に決めました。

家に帰って早速やってみたら、これまた簡単、あっさり繋がりました。最初にWinXPのLAN設定を全部消しておけってのがなんともユーモラスですが、説明書キチンと読めば、中学生でも出来る。いや、小学生でも、、、あ、漢字がだめか、、、。

PSPは少し苦労しました。というのは先にPSPの説明書を読んだので、WAPの暗号を手入力しなければならないと勘違いし、WinXPで読んできたルーターのWAP暗号を、昔のドラクエよろしく、いちいち手入力して、ルーターに弾かれていました。

何かおかしい?PSPでこんな苦労するはずが無い。とルーターの説明書をもう一度読んでみたら、どうやらボタン一発でできるらしい、よーするにPSPの設定画面を間違えていたみたい。

それで、も一度やり直し。
ルーターの頭んとこについている青いボタン押して、2分以内にPSP設定をしろ。とのこと。

「2分以内にミッション完了」、、、、。

とくると何故か頭の中でジェームス・ボンドのテーマが鳴り始めます。

爆発するのかな?「自動的に消去されます」とか音声流したらきっと盛り上がるよな~、などど考えつつ、、、、。

ナーンだ簡単じゃん。これならホント小学生でもできる。◎ッファロー、エラい、パチパチ。

ついで(?)にiMacだけどこれが一番簡単、だって、ケーブルつないで、TCP/IPをDHCPサーバ選択にするだけだもん。

もっとついでに発見したことは、ルーターの説明書にはAirMac対応のことも書いてあった。なーんだ、外箱にも書いておけよ、もー。◎ッファローのサイトでもやっぱり書いてあった。

まあ、なにはともあれめでたしめでたし。

(つづく)
タグ:MAC PSP 無線LAN

Macの話(3:AppleVision編) [Mac]

昔のマックってADBポートってのでマウスとキーボードと本体が繋がってましたよね。

周辺機器はスカジー(塚地じゃないよ)で、繋がってたから、プリンターとかの電源入れる順番があって、本体を一番最後に電源ONしないとだめだったりしましたよねー。

毎回、バラバラに電源入れるの面倒なので、テーブルタップにADB引き込んでキーボードのパワーキーが押されると、まとめて電源入れてくれる製品て、ありましたよねー。

数年前まで、私も使ってました。
愛機PowerMacG3 MT300の周辺機器繋いで、一遍に立ち上がるようにしていました。

時代とともに、スキャナーが引退し、外付けMOが引退し、外付けHDが引退し、プリンターも引退したので、プリントアウトできなくなるとさすがに役に立たないから、OS 8.6対応のプリンタサーバーたてて、頑固なまでにMT300つかってました。

おかげでファイルのやり取りは、全部LAN経由。文書だけなら、FDで全然いいんだけど、相手方がFDついてなくて、USBのFDドライブを一緒に持ち歩く始末。自分にはUSBポート無いのに。

世の中が進歩してもそこだけ、時間が止まっていました。

だって、私の仕事、OS 8.6で充分なんですもん。Appleの拡張キーボードのタッチが好きなんですもん、RealBasicのListBoxつかったほうが、Excelでマクロ書くより楽なんですもん、そんでもって、そんでもって、資金難なんですもん(これが一番深刻??)。

そんな、MT300にも転機が訪れます、長年連れ添った相棒のAppleVision君が「はー、もー、だめだー」と消えてしまいました。文字通り「目の前が真っ暗になった」瞬間です。

あわてて、Macの電源落として、コンセント抜いてもう一度起動します。
フワーンと電源は一瞬入るもすぐ落ちて、画面は全く出ません。MT300はカリカリいいながら立ち上がるのにね。
その後も、数回に一回ぐらいは運が良ければ画面がつくような状態なので、大事なファイルは全部避難しておきました。

AppleVision君はMT300の前のPM7200/90の時に購入したものだから、それから、足掛け?年、6回の引っ越しに耐え、老体にムチ打って働いていたんでしょうか?

でも、うちのテレビってAppleVision君より年期入っているけどな~。
PS => PS2ときているからもしかしたらTVの方がブラウン管を酷使してないかしら?

当たり前のことなのかもしれないけど、やっぱり、コンピューター業界ってハードの世代交代がすごく早いですよね。

ちょっと血迷って液晶モニター探してみたけど、ベージュのマックにつく液晶なんて聞いたこと無いですよね。グラフィックカードなんてもっとなさそう。

第一、中古屋さん探しても、MT300自体が骨董品扱いで。ジャンクか漬け物石以外には用途はなさそう。
う~ん、悲しい。

仕方も無く、AppleVision君&MT300を撤去していると、くだんのADBテーブルタップが出てきました。

せめて、これだけでも使えるかなと思いきや、ADBタップって本体用の1ヶ口が非連動コンセントで、その他は全部連動コンセント、これじゃあ、やたら邪魔臭い延長電源ケーブルにしかならない。

よけいに哀愁が濃くなりました。

しょうもなく、まとめて物置送りとなりました。
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つい最近、SheepShaver(WinXP上でのPowerMacエミュ)にはまり始め、もしかしたらROMとれないかな~、と引っ張りだしてきました、えらく久しぶりに見るMT300&AppleVision、黄ばみがいっそう目にまぶしいぜ!!

おそるおそる、起動すると「ジャーン」の合図も重厚に、なんとモニターが復活しているではありませんか!!!!!
数年前にブラックアウトしたときの画面が、今そのまま目の前にあります。

もしかして、ADBテーブルタップのせいだったのかも??

頭の中はすっかりバラの楽園状態、早速ROMをとらねば、愛しのMT300のDNAをXPに残さねばと。やっぱり焦ってるんですね、こともあろうにbasilisk2のGetRom使ってしまって、出来ないのであれこれやっているうちに久々に見ましたよ「爆弾マーク」。
思わず、手を叩いて「出た出たー」と目的も忘れて喜んでしまいました。(basilisk2は68kMacのエミュです)

こんな私っておかしいでしょうか?良純&一茂に聞いてみたくなりました。

まあ、冷静に考えれば、MT300はOS 8.1=> 8.5 => 8.6にして使っていたので、8.6UpDaterのROMとおなじですよね。

(ちなみに、8.6UpDaterのROMではSheepShaverで市販のOS 8.1CDがインストールできませんでした。)

だから、付属のOS 8.1をMT300に再インストールしてからROMとって、SheepShaverでも付属のCD使えば、XPでMT300が生き返ったことになる!!ともくろんで8.1再インストールし、再起動したところで再度ダークアウト。

それから、画面は真っ暗のまんまです、恩返しに一夜の夢でも見せてくれたのかしら?

淡い期待が捨てきれず、まだ、物置に片付けられません。でも、そろそろ、しまおうかしら、、、和室のちゃぶ台の上から、、、AppleVision 17インチ、、、やたら、でかいんですよね~。

(つづく)

Macの話(4:eMac編) [Mac]

MT300が使えなくなってしまったので、さあ困りました。致し方なく(うきうきしながら)、新たなメインマシンをGETすべく、ヤ◎ダ電気コンピューター館(◎ecLand)に向かいます。(うちの田舎じゃヤ◎ダ電気が最強です。)

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当時の環境は、MT300 OS8.6がメインマシンで、WinXP(celeron(R)1.8Ghz)とeMac 10.2.4が有線LANで繋がっていました。そこに時々PB1400cとLib70が入り込む完全ローカルネットです。

eMacはOS 9.2.2でブートしてclassicMacとして使っていました。実はeMacは仕事で使うための自作プログラム専用機にしていたんですな、これが。

ところが、くだんのAppleVision君戦線離脱事件の影響で、バックアップ&メンテナンス用のMT300まで「連れション」ならぬ「連れ物置」に行ったきり状態に落ち入ってしまったわけです。

幸いeMacは順調そのもので、特に問題はありませんが、メンテナンス用(自分専用カスタム?)Macが無いのは何とも不便です。
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やっぱりeMacだな。iMacは液晶の分だけ高いし、バックアップ用としてなら同じ機種の方が影武者っぽくてかっこいいかも。などと能天気にかまえていました。

それで、選んだのがeMac(G4 1.25GHz)OS 10.3.4です。今度はDVDも焼けるしUSBもついてる、って、まるでお金持ちになった気分(財布の中身は減ってるのにね)。
当たり前のようなスペックでも私にはずいぶんまぶしく見えました。

早速、新たなMacを自分用にセットアップ(調教)するため、起動します。

「ジャーン」の音も、耳に新しく、マシンがかわったことを実感します。

まあ当然、OS 10.3.4が起動します。「そもそもオイラOS Xは分からんのだよ」と威張りながら起動ディスクを開けてみて、??????

OS 9が無い?? OS 10.3はclassicモードが無いの???と、原始人が都会に出てきた様な戸惑いに直面します。

いや、システム環境設定にはちゃんとclassicあるぞ、あれ??

sinkobaのCPUは、状況を理解するのに5分ほどスリープしました。

すなわちOS 10.3以降ではclassic bootが無いんですね。

大方の人はあんまり抵抗無く、OS 10.3以降に進めるんでしょうが、私のような原始人にとっては大問題。メインマシンで、classicアプリのメンテナンスがエミュレーションモードになるのか、、とため息をつきました。

classic bootを前提に自作プログラムで仕事していただけに、受けた衝撃はAppleVision君ダークアウト事件以上の深刻さです。(まあ、発端はここなんだけど。)

おそるおそる、プログラムをeMac10.3で試してみます。classicエミュがたちあがり、ちょっといい感じ、と期待するも、「ポーン」のbeep音も虚しくErrorウィンドウが淡い期待を打ち砕きます。

やっぱりだめか~。

eMac OS 9.2.2 bootはまさに最速のclassicMacです。逆に言うとOS X.2.4で起動すると低速OS Xなわけで、起動するにもモッサリしています。でも、大事なのは、今は至って順調に動いているこいつが、もしも止まってしまうと仕事にポッカリ大穴が開いてしまう、ということです。

ここで究極の選択。

1)OS X用に移植する。
2)classicでこのまま押し通すべく、悪あがきをする。

どちらもハードルは高そうです、1)はOS X自体がまだ全然慣れていませんし、2)はさすがに時代遅れの感が否めません。

素人プログラマの私にとって「前門のオオカミ、後門の虎」状態を打破する妙案はすぐには浮かびません。

仕方が無いので、必殺技、選択枝「(3)現実逃避モード」発動です。

これなら、敵のバルカンでもビームライフルでも避けられます。まさに「矢でも鉄砲でも持ってこい」状態です。また、このとき座右の銘は「棚からボタモチ」と「果報は寝て待て」に自動設定されます。

はてさて、AppleVision君事件の影響はまだ尾を引きましたとさ、、、。

(つづく)
タグ:eMac Classic OS 8.6

Macの話(5:RealBasic編) [Mac]

RealBasicに出会ったのは、かれこれ何年前になるでしょう?10年くらい経つのかな?

Macの雑誌で「Mac用アプリケーション開発ツール登場!!(こんな感じの見出し)」で紹介されてて、早速飛びつきました。
当時はヤ◎ダ電気も今ほど幅を利かせてなくて、コンピューターはコンピューター専門店、みたいな感じで田舎だとそもそもなかなかなくて、結構大変でした。

ネットで買えって?

FAX注文だったりして、ただの通販とほとんど変わりなかった様な気がします。第一届くのが2週間後とかそんな感じ。だったら、秋葉原いったほうが早いって。

それに、ほら、「重いコンダラ」でなくて「思い立ったが吉日」で、早く欲しーじゃん。

でも、その頃の方が今よりもMacを売っている店は多かったかも?インターネットが急速に普及し始めた頃だもんね。(今はAPPLEストアか。)

そんなこんなで、Mac専門店とか量販店とか数少ないスポットをいくつか回って、「お取り寄せになります。」とか「ごめんなさい分かりません」とか言われて。
「いいや注文にするかな~」とか考えながら立ち寄ったちょっと大きめ本屋さんであっさりゲット。

MacPowerの隣に並んでた様な気がする。ASCIIが代理店だもんね。

本屋さんてのも面白くて、マニアックな分野は店長の好みで品揃えがずいぶん違いますよね。でも、RealBasic並べるのは結構勇気がいるかも。

当然のように本棚に一個だけポンと置いてあって、10mぐらいで怪しいと思い始め、5mあたりでビビっと電波が走りました。爽やかに言えば「自信が確信に変わりました」ってこと?

書架にチョコんと乗っていて、「買って」って言ってました。

早速、買った「RealBasic2.0」を家のiMacにインストール、ったってベタコピーだけど。
アクチベーションキー入れて。「BASICなら昔FM-7でならしたぜ」とかつぶやきながら立ち上げ画面見て、、「うーん。チュートリアル読もっと、、、」

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第一章REALbasicの紹介

REALbasicにようこそ!

REALbasicは、モダンなバージョンのBASICプログラミング言語を基礎とする、統合された開発環境です。

(原文)
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っておいおい、なんのこっちゃい!
しょっぱなからチュートリアルに突っ込み入れてました。

ちなみにVer.5のチュートリアルでは


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第一章REALbasicの紹介

REALbasicにようこそ!

REALbasicは、現代版のBASICプログラミング言語をベースにした統合開発環境です。

(原文)
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に変わってます。

OCRが進化したのかはたまた、担当が変わったのか、さすがは天下のASCII、話題作りに事欠きません。当時の編集さんの苦労が忍ばれます。



私の方も突っ込みは入れてみたものの、チュートリアル半分くらいでほったらかして、PSに夢中になってた様な気がします。

何とものんきなことです。

(つづく)
タグ:MAC REALbasic

Macの話(6:進め!REALbasic編) [Mac]

しばらくほったらかしになっていたREALbasicが再度Myブームに駆け上ったのは、ある一冊の本に巡り会ったからです。(ありきたりな書き出しだなー)

「進め!REALbasic」(真紀俊男 著,(株)毎日コミニュケーションズ ,2000.2.17初版第1刷)

「マキトシオ」なんて随分ベタなネーミングだな~と思いつつ、「これ読んだら、REALbasic使えるようになるかも」と軽い気持ちで、書店予約。

読み始めて、分かりました「モダンなバージョンのBASICプログラミング言語」(Macの話(5:REALbasic編)参照)とは、「オブジェクト指向のBASIC」ってことだんたんですね。

私の知っていたBASICは昔のあれです、行番号つけて、メインルーチンからサブルーチンに飛んで、キー入力待ちしたり、if ~ then~とか、locateとか使ったり(って懐かしー)。

それから、PC-98すっ飛ばしてMacに行ってしまったから、とんとプログラミングなんて、あさっての方にいってました。

MSoffice98 for Macでもマクロは可能だけど、ウィンドウやり取りしてるとすぐ固まるし、いまいち感が否めなくて結局しゃんとしたルーチンワークに持っていけず、excel手作業になってしまっていました。

ところが、REALbasic使えば、Code Warriorよりお手軽に、HyperCardより本格的に、独立したアプリケーションが作成可能です。

さて、腰を落ち着けて読み進めると、REALbasicチュートリアルより随分親切で分かりやすい、題材はおんなじ「SimpleText」なのにね。

そもそも、原始人のおじさんには「クラス」といえば「6ねん1くみ で~す」だし、「インスタンス」といえば、「新しいラーメンかい?」となります。

どーやら、昔のBASICとは根本的に違うみたい。そーそー同じだったら、改めて出す必要なないもんね。
「モダンなバージョン」いいじゃん。となります。

Cをチョコとかじった程度では分かった様な分からなかった様なことが、徐々に氷解していきます。

とりあえずREALbasicって、思ったより(仕事に)使えそう。です。

んで、とにかくいじくってみます。こんなもん「習うより慣れろ」だ。やってるうちに覚えるわい。
変なプログラムいっぱい書きました。とてもとても人様にお見せするよーなもんじゃーござんせん。

Object指向でやっぱり大切なのはクラスの取り方ですね、Cだと構造体のポインタ(のポインタ)作った頃から全体像がぼやけてきて「やりたいこと」と「やりたいことをやるためにやらなければならないこと」の境界がぐじゃぐじゃになってきて、はじめに、自分が何を考えていたのかの輪郭がぼやけてしまいがちです。(私は、です)

REALbasicだとその辺のジレンマが割とすっきり解決している。だから、本当にやりたいことをやりたいように自分勝手なクラスに押し付けても、その後後悔しないで済むのでしょう。RAD(rapid application developpment)とはよくいったもので、ホント拍子抜けするぐらい簡単にアップリケーションとして立ち上がります。(感謝)

もちろん続編の「もっと進め!RealBasic」(真紀俊男 著,(株)毎日コミニュケーションズ ,2001.2.1初版第1刷)も愛読しました。

だんだん、進んでいくうちに「仕事」のためなのか「趣味」なのか、分からなくなってきました。
6度目の引っ越しが終わり、独立して仕事を始めると「やっぱりメインはMacだな、となります。」


こうなると自分のためだけのプログラムから、使用者を限定しないプログラムに脱皮しないといけません。
「誰でも使えるけど、関係者以外は使用できない」とか、「万一の場合に備えてバックアップはどうする?」とか、「関係法やその他法制が変わってもついていけるか?」とか、当たり前のことだけれども、一つ一つ自分で解決していくしかありません。(その辺のプロセスも結構楽しかったりする。)

そんな訳で、下準備1年を要し、ようやく完成しました。「私の仕事用プログラム」(涙)。
結構いい出来に仕上がり、その後の仕事で活躍していました。(過去形)

とろが世の中そんなに甘くない、くだんのAppleVision君ダークアウト事件の余波で、更なる脱皮が必要となるのでした。(そのときはしばらく「現実逃避モード」でしたけど。)


(つづく)

Macの話(7:移植するぜ編) [Mac]

しばらくの脳内海外旅行の後、やっぱり、どぎゃんかせんといかんなー、と我に返ります。

REALbasic2.1.2Jで作れるのはOS 9までのクラッシクアプリです。OS 9.2.2ブートのeMacでは何の問題も無く作動できるプログラムもOS Xとなると話は別です。

そもそもclassicBootが前提ですから、やっぱり10.2.4でも10.3.9でもclassicエミュモードでは起動直後にクラッシュします。

とりあえず、REALbasicをver.5(当時最新)にバージョンアップして、OS X用の環境に近づきます。(というより買い直したんですが、涙)

「これなら、OS X用のコンパイルができるぜ!!」操作感も随分進歩しているし、楽勝ムードが漂います。

どーせなら、Cocoaにできないものかと調子こいて探りを入れるも、REALbasic 5.5.4Jで作れるのはclassic用とOS X(Carbon)用のビルドのみでした。

まあまあ、贅沢言わずに作業しましょ。

REALbasicのソースは~.projのファイルで一まとまりになっているので、試しに5.5.4Jで無理矢理読んでみましたが、なんか変なことになっている。どうやら、英語部分は問題なさそうだが、日本語部分が全部文字化け。

「うーん、世の中そんなに甘くないか。」

途中、2世代もすっ飛ばしてるもんな~(3代目4代目)、ひ孫にゃ~ひーじーちゃんの文字は読めんか、、、。
初代はきっと木遁使えるんだろうな~。じゃあ、5代目は「ナメクジ」だな。(分かる人だけ分かって下さい)

OS XになってUNIXベースになったもんで文字コードがUTF-8になってるんですね、まあそうでしょう。だから、classicアプリのファイルもソースもそのまま使おうとすると文字化けします。

projファイルのコード変換して、うまくいくかしら、、、でも、どうやってやるんだろう?
そもそも、OS X用のビルドプログラムでファイル作るとただの英文textでもOS Xのテキストエディトで文字化けるんだぜ!?

どうやら、OS XはShift-JISでClassicアプリともやりとり出来る様にしておいて、UNIXとは、裏でこっそりとUTF-8でお話ししてるみたい。(私の勝手な想像です??)

そうだよね、昔のクラリスワークスの書類とか何の問題も無く開けるもんね。

でも、OS X上のテキストファイルをREALbasic上で読み込むと文字化けるってことは、REALbasic自体はユニコードベースなのか?
これで、プロジェクト変換ソフトをOS Xで作って読み込むと、、、ジュゲム、ジュゲム、ゴコウのすりきれ、、、、、?????

どうやら、「風が吹くと桶屋が儲かる」理論に到達しそうで、分け分かんなくなってきた。

詳しい人に説明してもらいたいけど、きっと聞いてもわかんねーだろーな~。と、当初の楽勝ムードから一転、連戦連敗,死のロードに突入しそうな勢いです。

「いかんいかん」「敵に呑まれたら負けだ!!」「飲むなら乗るな、乗るなら乗るな、見るなら、脱ぐな??」

「えーい、敵のモビルスーツの性能とやらは、想像以上だ」「ならば、こうしてやるー」

と、出た結論は、「一からやり直し」

これなら文句あるまい(誰が文句言うんだろう?)

移植するぜ編は「一から出直します編」に早変わりしました。


(つづく)
タグ:OS X REALbasic UTF-8

Macの話(8:やり直しました編) [Mac]

まあ、文字コードの問題だけでなく、不安な種がいくつもあるから、やっぱり「一から書き直し」が一番正解だな~。と心機一転やり直しを決意します。

前回は丸々一年かかったけど、こんどは、多少のノウハウもあるから、そんなにかかるまじ。とタカをくくります。

Ver.5ではハッシュテーブルが使えるようになったり、文字配列の分解/合成や、プロパティの注釈とかが進化している様なので、なんか、便利そう。(イケイケモードでアウェイに突入?)

それに、前回、バックアップ処理をスレッドにして、エラい目にあったので。同じ轍は踏みません。(我が輩も進化しているのだよ、ハッハー)

preference_fileの階層が深くなりすぎ&項目多すぎなのでバックアップに時間がかかるため、スレッド処理にしたら、バックアップ中に原本ファイルのアクセスが発生し、バックアップがこんがらがってしまったのです。
素人はこれだからもーや~ね~。
結局その時は、手動バックアップモード(二人乗りガンタンクモード?)にして切り抜けました。

それに、UNIXのパーミションの所為なんだろうけど、OS Xてゴミ箱を空にする処理が遅くありません?10.3では随分いいけど(単にCPUのおかげ?)
項目が多いと、空にするだけでかなり時間かかります。はじめの頃、一年分のバックアップファイル消すのに2時間位かかった、、、。

とまあ、そんなわけで、ファイルをひとまとめにしてPref_fileにしてみたら、まあ素敵、サイズも小さいし、実はプログラムもそっちの方が書きやすかった。当然、消去もラクちん。
やってみてしみじみ分かることってたくさんありますよね~。

前回出来なかったことも今回は盛り込めそうなので、一から作り直すのも悪くないな~、と思いました。

しかし、文字コードの問題は相変わらずで、自分のファイルを読むためのviewerなるものも自作する始末(コンバートするだけなんだけど)。
「まあ、暗号をかけた様なもんだな」と問答無用で納得することにしました。

とはいったものの、日本語をドラッグ&ドロップすると文字化けるのって、いかがなものかと思いません?日付だって日本語で取得すると文字化けるんですぜ。

そんなこんなで、OS X用の新型ガンダムならぬ「新型仕事用プログラム」なるものが、半年で完成しました。
核バズーカもミサイルコンテナもついてないけど、かなり、機能が刷新されています。

「うーん。前回にも増して快心の出来映えだ!」と誰も褒めてくれないので、自分で褒めて悦に浸ります。
「あーこの達成感、今日は宴会だ~、周りも巻き込んで酒盛りだー」と、はた迷惑なテンションを発揮しました。

それにつけても、REALbasic2007(もう2008だが2009だかが出てるのか?)になってなんとかなってるのかしら?でもそしたら、また、このプログラム更新するとき手直ししなくちゃならないのか??またまた、後先考えずに文字コードのコンバートルーチンを組み込んじゃったから、、、、、
考え始めると眠くなるから、とりあえず今何とかなってればいいや。

そんなわけで、eMac10.3.4(2号機)を自作プログラム専用マシンとして稼働させ、eMac 9.2.2(1号機)と交換します。

自分の手元のマシンは「最速のMac 9.2.2だぜ」と意味の無い自慢をしながら、classicMac Lifeを楽しみます。

しかし、その背後に、魔の手がひたひたと忍び寄っていることに、当時は全~然、気づいていませんでした。


(つづく)

Macの話(9:ある日突然編) [Mac]

それはある日突然やってきました。
しばらくは快調に稼働していたのですが、自作プログラム専用となったeMac(2号機)君、ここんところ「なんか調子が変」。
ウインドウを開くと固まることが多くなりました。
そのうち、起動直後にSystemHD開いただけで固まる様になってくると、「これは深刻だな~?」となります。仕事にも支障が出始めます。

自作プログラムの所為なのか?でもそんなに変なことしてないハズだけどな~?

致し方なく、eMac1号機を9.2.2ブートから、トロくさい10.2.4にもどし、自作プログラムを起動、仕事専用機に逆戻りです。

さて問題は、調子の悪いeMac2号機です。自作プログラム入れて半年位で調子が悪くなってるから、1号機も半年位で同じ症状出るかしら?
タイムリミット6ヶ月か、、、、

でも俺そんな時限爆弾みたいなプログラム作ってないけどな~。仕事場はインターネットに繋がっていない完全ローカルネットだから、ウイルスってことも無いし。そもそもMacのウイルスなんてあんまり聞いたことないし。

REALbasicで普通に作ったプログラムで不調になるなら、それってコンパイラの問題じゃないかな?

第一、システムの起動直後で固まるならそれ以前の問題だんべ。

とりあえず、OS X再インストールしてみるか。

付属の10.3.4DVD引っ張りだしてきて、インストール、もちろん全部まっさらにしました。

ほらほら、設定アシスタントちゃんと動くじゃん。

では、LANの設定して、プリンタサーバのドライバインストールして、、、、、、あ、固まった、、

そうなんです、HDまっさらにして、システム再インストールして、「これで購入時と同じだ」と思ったのもつかの間、やっぱりウインドウ開くと途中で固まる症状が再発。

これにはほとほと参りました。

修理に出すか~。でも、なんだなかな~。なかなか決心がつきません。

こんな緊急事態にも関わらず、生来の好奇心(野次馬根性)が頭をもたげます。
「そうだ!! Leopardいれてみよ。きっと治るよ。」(本当かい)

いそいそと、ヤ◎ダ電気コンピューター館に向かいます。(完全に目的を見失ってます。)
で、買ってきました、「Mac OS X Leopard」、お小遣いがまた減りましたが、気分はうきうきです。

わーい、エラそうな箱だけどなんかちょっとチャッちいか、紙だし?などと、悪態をつきながら、eMac2号機に早速インストール。

Cボタン押しながら再起動っと。

カチャ・カチャ・カチャ・カチャ・カチャ・カチャ・カチャ・カチャ・カチャ・カチャ・カチャ・カチャ・カチャ・カチャ・カチャ・カチャ・カチャ・カチャ・カチャ・カチャ・カチャ・カチャ・カチャ・カチャ・カチャ・カチャ・カチャ・カチャ・カチャ・カチャ・カチャ・カチャ・カチャ・カチャ・カチャ・カチャ・カチャ・カチャ・カチャ・カチャ・カチャ・・・・・・・・・・・

「おーい、いつまでやってるんだー」

カチャ・カチャ・カチャ・カチャ・カチャ・カチャ・カチャ・カチャ・カチャ・カチャ・カチャ・カチャ・カチャ・カチャ・カチャ・・・・・・・・・・・

ゆうに1時間はかかります、そのうち「ポーン、メモリが足りません」って、さんざん待たせてそれかい!!

そうです、Leopard君は大飯ならぬ大メモリ喰らいで、512MB以上のRAMと9GB以上の空きHDが必要です。

256MBのeMacも私的には最新鋭だけどLeopard君的には「おととい来やがれ」状態でした。

開発環境も含めるなら12GB以上のHDと1G以上のRAMだってさ、、、ははは、、、1GっていったらPB1400cのHDよりズーと大きいじゃん、、、Xcodeいじくるのも命がけだなこりゃ、小遣いがいくらあっても足りん、まったく。

調べてからやれよ、調べてから、、、、、、、、、、、はい。

まあVistaよりいいか、、、と訳の分からん慰め方で自分を鼓舞します。

とりあえず状況は全く改善していません。こまったな~、appleのサイト見ようにも、うちのライムのiMac+IE5.0だとサイトに入ったとたん固まるしな~。

仕方なく、eMacを車に積み込んで運び、自宅の二階に担いで昇りました。
固まる画面に四苦八苦しながら。わーいSafariって快適。などど、今更ながら初めてのSafariに、物見遊山の小学生気分です。

で、AppleのQ&Aで調べていると、「eMacの不具合について、、」でてるでてる。

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(以下原文)

ルートディレクトリの「システム」ー>「ライブラリ」ー>「Extensions」を開き、その中の以下の5つのファイルを取り除き再起動。
     ATIRadeon8500.kext
     ATIRadeon8500DVDDriver.bundle
     ATIRadeon8500GA.plugin
     ATIRadeon8500GLDriver.bundle
     ATIRadeon8500VADriver.bundle

*但し、上記の5つだけでダメな場合はATIRadeon関連の拡張機能を全て削除する。
ただ、この場合画面のスピードはかなり遅くなる。

これで頻繁にフリーズしていた画面が全くしなくなりました。一度試してみてはいかがでしょう。

emac 1.25GHz; Mac OS X(10.4)
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早速、試してみたらどんぴしゃり、フリーズしなくなりました。投稿してくれたどこかの誰かさんに感謝。

ついでに、10.3.9にアップグレード。めでたく、自分専用カスタムマシンとして不死鳥のごとく復活を果たしました。

あー焦って、修理に出したり、新しいMac買ったりしなくてよかった。

え、Leopard?

聞、聞かないで下さい。そりゃ~机の引き出しに大事に保管(冬眠)してますよ。

いずれ、SheepShaverがHorseShaverだかCowShaverだかになったら、きっと出番がでてきますよ、、、
あ、だから私OS 8.1も8.6も9も持ってるんだ、な~んだ前から、同じことやってんのね、進歩無いのかしら。


しゃんしゃん。

Macの話(10:愛しのPowerBook編) [Mac]

私のノートMac遍歴はPB-145Bという名機(迷機?)から始まりました。
当時のノートMacはいずれも高価で、働きはじめの社会人ぺーぺーには、一年間飲まず食わずで貯金しても「あなたには、もっとふさわしい人がいるはずよ」と軽くあしらわれてしまうぐらいの「高嶺の花」でした。だからよけいに欲しかったんだけどね。

液晶自体が高価だったんですよね。まして、カラーへの移行期だったから、「ノートでカラーでMac」なんて、「家付きカー付きババー抜き」みたいなモンでした。(ちょと違う、いやだいぶ違う、、、)

デスクトップのLCシリーズがようやくカラーの廉価版で普及し始めた頃ですもんね。

そんな折、PB-145Bは学生&社会人ぺーぺー(ビンボーだけどMacが欲しい人)をターゲットに(してたのかな?)して発売された、Appleの戦略商品です。案の定、ずいぶんヒットしたようですね。
指をくわえて我慢していた「私」も「ノートMac」とういうキーワードにあっさり引き込まれ、LC-3を買ってビンボーこの上ない体にムチ打ってGetしようと画策したのを覚えています。まあ、努力の甲斐無く自力では玉砕でしたが。

ところが、ひょんな理由で、職場で購入することになり、堂々巡って、まるで天使が舞い降りてきたかの様に私の手元にもやってきました(もちろん一番最後だけどね)。
なので、どこに行くにも持参して、「MyNote」とばかりに一心不乱にかわいがりました。

スペック的には68030の25MHzとかだったっけ?
液晶は白黒2段階の640x480で内蔵HDも300だか400MB程度だったような気がする(そんなもんだったよね?)

完璧に割り切った、思い切りのよい構成!

白黒2段階の液晶のおかげで、立ち上がりはLC-3より快適だったかもしれません。

あまりにHDが小さいので、KT 7をカスタムインストールしてフォントも3種類のみ、要らないものは全~部取り除いて、ワードパーフェクト入れたような気がします。

Canvasというドローソフトでお絵かきもしたけど、何しろ白黒2段階だからドット絵を描いているのと大差ない。

試しにPhotoShop(2だか2.5だったような)使おうとしたら、なんとか起動は出来たけどファイル開くと固まったように遅かったような気がします。

必要なソフトはその都度インストールするというこの割り切りよう。
それでも油断するとすぐファイルが溢れてしまうので、フローピーがたまるたまる。

まあ、ほとんど文章書き専用のマシンでしたね。でもすごーく便利でした。なによりMacを持ち歩いているこの優越感。
まわりは98Noteが全盛期だもんね。やっぱり全然違ったよね。(ひいきの引き倒しだけど、、、)

その気になれば、HD整理して100MB位のスペースが出来るから、AppleTalkでファイル転送できるぜ。
MOがまだ、高価だったので離れたマシンに持って行くのにずいぶん便利でした。スキャナのファイルとか、フロッピーじゃ無理だもんね。

ただ、やっぱり白黒2段階の液晶はお世辞にも見やすい物ではなく、ノートを使うときは部屋を暗くしてました。

当時のPowerBookは「アクティブマトリックス」というキーワードがすべてで、液晶のランクでノートの値段が決まっていたようなモンでした。まあ、綺麗な液晶にはお似合いのCPUがいたわけですが、、、、。なんとも、世知辛いですね~。

それで、145Bを使っているうちに欲が出てきます。人間ですね~。カラーが欲しいとか、HD大きくしたいとか。数え上げたらきりがありません。そりゃ~ノート1台ですべての作業がこなせれば言うことないですもんね。

そのころ、すご~く欲しかったのがPB-540cです。

カラーのアクティブマトリックスで、68040(LCだっけ?)積んでいる。なんだそれ、Quadraじゃん。

まさに「高値の花」ですね。いや「華」か?まあどっちでもいいや。
PowerPCが登場しても、OS 8で普通に使う分にはしばらくの間、最速ノートだったんでないかしら?
実際PPC-601とか603eとかって遅かったよね、体感的に。

これもいろいろ画策したけど、何しろメモリ増設だのあれやこれやすると末端価格が100万円近くしたんでないかしら(大袈裟?)
怪しい薬買うようなモンだよね。何かが違うでしょ、だってノートパソコンですよ、冷静になろーよミンナ。

Appleもおかしーだろ!こんなモン作って売りにだして!大々的に宣伝して!

感覚麻痺してくるだろ!たかがパソコンに100万円だぞ!「欲しーじゃね~か!」

と叫んだところで宝くじが当たるわけでもなく、せっせと貯めた資金でやっと手に入ったのが「PB-520c」でした。

145Bを返さなきゃならなかったのよね。
520cだってがんばりにがんばって、値崩れするのを待ちに待ってやっと手に入れたんだよね。

しかし、液晶の差を埋めるには値段以上の物があるんでしょうね、やっぱり立ち上げる度にあれほど待ちに待ったカラーノートMacのハズが、なんか画面が見にくく感じてしまいました。そう思い始めると弱いもので、なんか145Bの立ち上がりの方が早かった様にも思えてきます。図体の割には画面自体も小さいし。(これは540cも同じだったような、、、)

な~んか頑張った割には思い入れが少なかったように思います。(もちろん大事にしてたし、ずいぶん使い倒しましたけど、、やっぱりフィーリングの問題でしょうね)

何回目かの引っ越しの時に、S◎fmapの宅配中古引き取りサービス(今はやってない?)で査定してもらったら、LC-3は値が付いたけど、520cは「ジャンク扱いになります」だって。画面のヒンジ(蝶つがい)の部分が緩んで、液晶の下に少し隙間が空いてたんだって。
「返送するには往復分の送料がかかります」って言われて、ただで、引き取ってもらった。
よく考えたら、すごーくもったいなかったよね。あれって絶対、ちょこっと修理してウン万円で売ってたぜ、だってその後S◎fmap行ったら同じ様なのがそのくらいで売ってたもん。まあ、手間賃だけどね、、、。

サクッと立ち上がって、白黒でいいから液晶が綺麗で、イーサーポートついてて、、、、なんて考えるけど、中古のマシン買うより、新しいマシンの方が安上がりだったりするモンね。面白い時代ですよね。

また、中古屋漁りでもしてみるかな~。



(つづく)

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