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料理の話(32:ブレンダー編) [料理]

前回思い出したように「バナジュー」の話を書きました。
(「料理の話(31:バナナジュース編)」参照)

それって実は今回の話への前振りです、、、ぷぷ

で、今日は「ミキサー」の話。なんか違うんじゃない?って、、、まあまあ

バナナジュースを作るのにミキサーを使いました。
そ、でっかいガラス製の容器の底にプロペラみたいなカッターみたいな「グルグル回ってかき混ぜるぜ君」が付いてるアレ。

あれって良くできてますよね。上手い具合に全体が混ざって均一になるようになってます。
プロペラに角度が付いてるんだろうね、キット。

私が初めてミキサーに出会ったのは小学生くらいの時かしら?

当時「ジューサー&ミキサー」なる商品がブームになってて、ウチのかーちゃん(今はばーちゃん)が誇らしそうに買ってきたのを覚えています。

小学生の時から物好きだった少年Aは、その中でもとりわけ「ジューサー」の方に興味を抱きました。
寸詰まりの円筒形の上に、変な形の穴が空いてて、そこからリンゴとかを入れて専用の棒で押し込むと、底の方で回転してるカンナみたいなヤスリみないなスノコみたいなギザギザしてるような円盤に押しつけられてジュースになっちゃいます、みたいな機械。
上手い具合に、カスが周りの方に貯まるので、下に液体だけが残って「フレッシュジュース」の出来上がり、って寸法。

果物類なら何でもござれだけど、やっぱり少年Aに思いつくのは「リンゴジュース」が一番で、次は「オレンジジュース」位でした。

当時「ジュース」といえば、お正月にとーちゃんがゴキゲンで乾杯してる脇で子供達は「バヤリース」のオレンジジュースか「三ツ矢サイダー」が定番でした。
あと、家族でたま〜に、焼き肉屋に行った時も「オレンジジュース」だった気がする。
(焼き肉屋で炭酸を頼むとニクが食えなくなるのよねニクが、、、、ははは)

コカコーラなんて知らなかったし、、、
(ファミレスなんてもちろん無かった、、、ぷぷ)

なので、正月でも焼き肉屋でも無いのにジュースが作れる機械が我が家に登場した日はかなり衝撃的でした。

で、リンゴからジュースが出来るのにも驚きました。
リンゴを細かくすって食べるのは、病人食か離乳食だと思っていたので、「外人さんはフレッシュジュースを朝食に飲んでいる」ってきいて、二度ビックリ。
外国人てミンナ胃が悪いのか?と思いました。

ついでに「そんなに毎日ジュース飲んで虫歯にならないのか?」って余計な心配までしてしまいました。
だって、当時売っていた「リンゴジュース」ってお世辞にも美味い物では無かった気がします。そ、ペタベタした質の良くない砂糖の甘みがいっぱいで、どう考えてもフレッシュ感にあふれた代物には思えなかったからです。

でも、このジューサーを使って作ったリンゴジュースの美味い事美味い事。目からウロコとはこのことです。「これなら毎日飲みたい」と少年Aはココロがフレッシュになりました。

ついでに「オレンジジュース」
昔風に言えば「ミカンジュース」、、、(同じやん)

昔のミカンって、今のヤツ程甘くありませんでしたよね。結構酸っぱいのが多くて、自分が握ったミカンがいくらか甘いとスンゴク得した気分になったモンです。
ひどい時は、ミカン箱一箱、丸々酸っぱいの、、、どいつもコイツも、、、、ぷぷ

最近のはフツーに売ってるでまず間違いなく甘いモンね。
酸っぱいミカンてよほど選ばないと見つかりませんよね。
(選ぶんかい)

余談だけど、最近の甘いミカンを絞ってジュースにしようとすると逆に美味くありませんね。そ、甘すぎるの。
少し薄めたり何かと混ぜたりしないとそのままでは美味しい「ミカンジュース」にならない気がします。
なので、やっぱり美味しくそのまま頂くのが正解のようですね。

で、話を戻すと「フレッシュ・アップルジュース」のおいしさに目覚めた少年Aはそれから毎日のように「リンゴジュース」をせがみます。
最初のウチは喜んで作ってくれていたかーちゃんもそのうちめんどくさくなってきます。

そ、ジューサーの投入口って、怪我防止の為かなんだか、スンゴク変な形をしています。
リンゴをいちいち切って皮をむいて。細長い投入口に入るように下準備が必要です。

なおかつ、カスが出る分ジュースが作れる量が少ない上にゴミが増えて後かたづけがメンドクサイ。
かーちゃん曰く「そのまんまリンゴ食った方が美味しい」の一言でバッサリです。

さもありなん。

でも、子供心に「リンゴジュース」を飲むのと、「リンゴ」を食べるのは意味が違います。

「ジュースが飲みたい」って力説しても、「リンゴが勿体ない」って切り返えされます。
そうです、カスで捨てちゃう分も、ジュースでなければ食べてる物ですよね。

私の知らないうちに「ジューサー」はとこかへ旅立っていました、、、ははは

で、残されたのはミキサー。
コレなら「カスが出ないから勿体なくない」理論により、生き延びた文明の利器に、皮を剥いたリンゴを投入してスイッチオン。
「ジュースになるかな?」の淡い期待に心躍らせます。

でも、現実はそんなに甘くありません。

ご想像の通り。出来上がったリンゴ加工物は、すり下ろした物に比べると粒子も粗く、舌触りは「滑らか」の表現からはイスカンダルくらい程遠い彼方です。
さりとてジュースと呼ぶにはどうみても液体ではなく、いくら考えても「グチャグチャ」以外のボキャブラリーがありません。

ま、そりゃそうですね。

知らないうちに「ジューサー&ミキサー」の事は話題に上らなくなりました。

時を隔てる事四半世紀(いや、30年くらい経ってるか?)

「バナナジュース」ブーム到来にて再度ミキサーが台所の表舞台に主役級の配役を貰ってカムバック。
何ちゃってバナナシェイクみたいで未だに人気は衰えず、ほぼ専用機と化しています。
(買い直したやつだけどね)

で、ミキサーを洗う時どうしてます?

下のプロペラが付いてる部分とガラス製の容器の部分がネジ込み式になってて、「エイ!」って力を込めると分解出来ます(ウチのはね)

なので、隙間までキレイに洗う事が出来ます。

で、ネジのトコに付いてますよね「パッキン」
そ、ミキサーで「ウイ〜ン」って回してる時に隙間から漏れてこないように、ゴムパッキンが入ってます。

漏れるとイヤなので毎回しっかりネジ込みを確認して使っているので、洗う時に分解するとこのゴムパッキンがピッタリとへばりついてます。
そ、ピッタンコ。
細い隙間に入っているので、指で取ろうとしてもなかなかとれない。
そもそも、「漏れないようにピッタリと」を合い言葉に設計されてるんですよね、コイツ。
取り外して掃除する時のことなんて考えているとはとても思えない。

流し台の辺りを見回して、、、、きっと誰もがやりますよね、、、
そうです、箸を一本取りだして、よいしょってほじくり出すようにパッキンを外します。
んで、キレイに洗うの。
(そこまでやらないって、、、?)

そんでもって、その時使った箸の先端が結構尖ってました、、、コレが。
平べったいドーナツ型のゴムパッキンにチョビットだけど傷を作ってしまいました。
ま、見なかったフリ、見なかったフリ。

しばらくの間は何の問題もありませんでした。でも、最近、ビミョーに漏れだしてくるんです。「ウイ〜ン」の間に。
その度にしっかり締め直して「ウイ〜ン」、知らんぷりを決め込みます。
何回も使ってるうちに、その傷が少しずつ拡大し、傷が切れ目に、切れ目が裂け目に、、、

かなりしっかり締め込んでも漏れ出すようになりました。
さすがにシラを切り通せません。とーちゃんピンチです。

仕方ないので、知恵を絞ります。
「こんなパッキン、ホームセンターで売ってるだろ」
(出てくる知恵はこの程度です、、、ぷぷ)

円形のゴムパッキンならホームセンターで見かけた事があります。
これなら買い換えるより安上がりだ、、、はっはー

早速ホームセンターに出かけました。

最近の大規模ホームセンターってホント広いですよね。ドコに何が売ってるのかさっぱり分かりません。闇雲に探しても疲れるだけです。訪ねたい時には店員さんがいないし(マーフィーの法則、、ぷぷ)

たぶん「水道用品売り場」だろ。って事でそそくさと足を進めると、ありましたありました、サイズもよりどりみどり、大きいのから小さいのまでホント良く揃えてますね。
持っていったパッキンを商品袋の上からあてがって、同じくらいのを物色します。

まったく同じ形じゃ無くてもねじ込んだ時にゴムがつぶれて密着すれば漏れないはずだ。
どうせドーナツ形だし、とタカをくくって、ちょうど良さそうなのを握りしめます。
一袋二個入り¥200円くらい。

意気揚々とレジに向かって歩きがてら、ゴキゲンで辺りを見回します。面白そうな物ないかな〜。
で、見てしまいました、通路のワゴンに置いてあるじゃあありませんか、、、
「大安売り、ミキサー、¥◎◎◎◎円」

う〜ん、安い。

思わず手に持ったゴムパッキンに目を落とします。
何となく、このゴムパッキン料理器具の部品っぽくありません。
(水道用品です、、、ぷぷ)

じわじわと自分がビンボー臭く感じられてきます。
(ビンボーです、、、ぷぷ)

あんなに活躍してるミキサーなら、新調しても良いんじゃない?
(悪魔がささやきます)

思ったより安いし(魅力的な響きです)

で、一瞬迷って目を泳がせると、その向こうの棚に、、、またまた見つけちゃいました。
「ブレンダー」

そうです、最近テレビとかで良く宣伝してますよね。

ちょっと太い懐中電灯みたいな円筒形の本体に、一本角がニョキっと生えてて、その先っぽがラッパみたいな形になってて、プロペラが付いてるの。
スイッチオンでウイ〜ンって回転するんだけど、その周りをフード(覆い)が囲ってるから、飛び散らないて混ぜ混ぜできます、、、ってあれ。

興味あったのよね〜
しかも安いジャンコレ。
安売りミキサーと大して値段に変わりがない、、、、、
う〜ん、コレは悪魔の仕業に違いない。
耳元でささやいてる声が、アリアリと聞こえます。
「コッチのみ〜ずはあ〜まいゾ〜」

吸い寄せられるように近づいて見本品を手に取ります。
おもしろそ〜、、コレで自家製マヨネーズとか作れるんだよな〜(遠い目)

で、しげしげと観察を始めるウチに段々あらが目立ってきます。
コレって洗う時どうするんだろ?
壊れないのかな?
なんか安物っぽい、、、(ていうか安物です)

う〜ん、「ブレンダー」、、、、欲しい、、、、
でも、どうせ買うなら、もうちょっと良いのが欲しいな〜、、、
でも高いんだろうな〜、、、、
(小市民の永遠の悩みです、、、ははは)

結局ヤマ電に向かう事にしました。
(ゴムパッキンは戻してきました)

ヤマ電の棚に置いてあるソレはホームセンターで見かけたヤツとは大違い、プロペラが付いてる部分ががステンレス製です。
「光ってる光ってる、かっっこいー。やっぱ買うならコッチだな」

聞いた事も無いようなメーカー製のヤツってちゃっちいよね。変なプラ製だし。

その点コイツは有名日本メーカー製。魔法瓶とか炊飯ジャーとかを作ってる会社なので、調理器具はお手の物。
先っぽ部分の取り外し機構もしっかり出来てるのでお手入れも簡単。

コレ以外ありえない!と棚下の箱を物色して抱え込もうとしたその隣り、これまたもう一つ同じようなブレンダーの箱が置いてありました。
頭を上げて展示機をみてみます。
さっきのデモ機のもう一段上の棚に置いてあるコレは、電動ひげそり機で有名なアノメーカー。
老舗の風格漂うドイツ製の重厚感は、ひげそり機の独特の切れ味同様、他を寄せ付けない圧倒的な存在感で小市民に向かって強力にピーアール。

「どうせ買うなら、高級感もご一緒に!」

モーニングレポートで出勤中のサラリーマンのそり残しをジョリジョリするのに飽きたらず、今度はウイーンのまぜまぜ機も作っちゃったのね。

それにしてもコレってカッコイイ。掛け値無しにカッコイイ。
上に付いてる速度調節用のダイアルまでカッコイイ。
(目がハート形になってます)

コレでバナジューを作ったら、キットおいしさ百倍だろうな〜。
(変わりません、、、)

何しろ、アタッチメントを取り替えると、お肉をミンチにしたり、キュウリをスライスしたり出来る(さっきの日本製のでもモチロン出来ます)

そういやこの前カミさんが「これ欲しー」っていってた。
(ソレは事実)

やっぱ買うならコッチだな、、、などど、思い悩んでいうるウチに、身体はレジに列んでいました。
(夢遊病です、、、、いや白昼夢か?)

レジが済んでいそいそと車に戻りつつ我に返ります。
日本製のとコッチ、、、差額で、さっきのホームセンターのブレンダーが買えるな〜、、、、

本体価格で言ったら、ゴムパッキン100個くらい買えそう、、、

さぞかし美味しいバナナジュースが作れるな〜。
自家製マヨネーズも作れるな〜

他に何が出来るんだろ、、、、、タラ〜リ
(付属のレシピ集にいろいろ載っているし、どれも美味しそうだけど、キュウリのみじん切りとかタマネギのみじん切りを作るためにわざわざ使ってるようにも見えます)

負けるモンかー!


(つづく)


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Stevexcuse

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by Stevexcuse (2020-01-31 21:12) 

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