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MHP3rdの話(2:就任編) [MHP3rd]

「さてこれからどうしたモンかいな?」

名物の温泉につかりながら、足を伸ばし、腕をひねって「う〜ん」とやると、カラダのあちこちが案外堅くこわばっているのに気がついた。

骨休めのために休暇で温泉に来たってのに、道すがら、あんなモンスターに出会ってしまってはたまりません。
アイツ、いったい何者だったんだろう?

「やっぱり、このままでは終われんな」

なにが終われないんだよ?と自分にツッコミを入れつつ、少しのぼせていたら、後ろの方から声を掛けられた。

「旦那!旦那!湯加減はどうでござんすか?ユクモ温泉は最高の温泉でござんす!」

う〜ん、なんだか時代劇調のネコだ。
そういや村の様子もどこかで見た事のあるような雰囲気だし。

出発の時にポッケ村の村長が「いいから、コレを着ていけ」って渡してくれた衣装のセンスがココにつながっていたのか、と一人で納得。

「やっぱ、階段と温泉と饅頭はダルマでござんすやね」とワケのわからん返事をしてしまった(ぷぷ)

「、、、ニャ!、、、」

なんでも、ここでドリンク屋を営むネコが、この村の村長さんからの伝言を持ってきてくれたようだ。

一風呂浴びたら挨拶に行ってくるか、、、
なんて考えていたら、御丁寧に風呂の作法まで教えてくれた。
「そうか、□ボタンか、、、」
一瞬で着替えが出来るので更衣室は要らないのね(ははは)

階段の下っと、、

あ、いたいた、、、なんだか、旅館の若女将みたいな村長さんだな〜

「こんちわ〜〜」

「これはこれはハンター様、温泉はいかがでした?この村自慢の温泉でございますのよ、、、」

(お〜、ポッケ村のバーチャンとは大違いの丁寧さ。やっぱ、観光地はこうでなくちゃね。)

「、、、、この村は気に入っていただけましたかしら?ギルドからお話を聞いておられると思うけど、貴方には、この村のハンターになっていただきたいの、、、」

「えーー!!」
(き、、聞いてねーよ)

休暇で来ただけだし、、、
でも、家まで用意されちゃってる、、、、、
念入りなこって、、

どうやらコレは、ギルドに一杯食わされたようだな。
支度金まで用意されてちゃ引き受けないわけにはいかんだろ、、まったく。
(ま、悪い気はしないけどね、、ぷぷ)

ともかく村長さんからお小遣いを受け取って、村の中を散策することに。

とりあえず、黄色いフキダシをユラユラさせながら、すぐ脇で話しかけられるのを今や遅しと待っているバーチャンに声を掛けてみるか(ぷぷ)

「こんちわ」

「お〜、待っとたよ〜。あんたが新しいハンターちゃんじゃなぁ。」

(は、、ハンターちゃん、、、)

このバーチャンは、ネコバァ。
ユクモ村ではネコに名前を付けたり、二匹も連れ歩けたり。なんだかとってもゴージャスなアイルーライフが送れるらしい。
なんとも、時代の進歩とはスンバラシイ(今更喜ぶなよ)

早速、アイルーを紹介してもらう事に。
ハッカ色の近接のみ、こざかしいバランスネコに「パタ」
漆黒の爆弾のみ、粘り上手な小型優先ネコに「ポン」
と名付けました。

それから階段を下って加工屋のじーさんに挨拶。
なんか、このじーさんただ者じゃなさそうな雰囲気。
なるべく逆らわんようにしとこ(ぷぷ)

武器屋と雑貨屋カウンターは若いおねーさん。
う〜ん、やっぱ華があっていいですね〜。買い物が楽しくなりそう。

んで、すぐ脇のプーギーをてなづけようとしたら、失敗した。
なんか、音楽とタイミングが微妙に違う?

農場の前のおにーちゃんは説明話が長くてすっ飛ばしちゃった。
ま、ポッケ農場と同じでしょ(いや結構違う、、、)

なんだか新しい環境って新鮮ですね。
心機一転、新しいハンター生活を始めるのも悪くないですね。

う〜ん、やっぱクエを請け負ってのハンター家業。
ここは一つ、腰を落ち着けてユクモ村の治安維持に努めますか。


(つづく)


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