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料理の話(9:焼き鳥・焼き編) [料理]

「焼き鳥」ってくらいだから、「焼き」は大切ですよね。

肉に塩振って火で炙るんだから、全く持って基本中の基本ですよね、「調理」の。
なんか、太古の記憶を蘇らせるがごとく、本能のままに火を煽れば、香ばしい肉の香りと、ジューシーな肉汁が溢れてきますよね。

ホント人間が「火」を発見して以来、連綿として受け継がれてきた儀式みたいなモンですよね「焼き」って。

ま、それはともかく、鶏肉を焼いたら「旨い」に変身します。
レンジでチンじゃあ「ヤキトリ」になりません。

何で焼くのが良いのでしょう?

お店で使ってるヤキトリ焼きの道具って憧れるよね。
線路のレールみたいのが渡してあって、炭火で焼くか、ガスの火を鉄板で受けて炙る構造になってるの。
で、その上でヤキトリを並べて、一つずつコロコロって転がして焼いていくの。

卓上型カセットコンロの「焼鳥焼き器」ってのもあるけど、ちょっと買うのに勇気が要るよね。(興味は深々だけどね)
ヤキトリ以外に使い道がなさそうだしね。
で、たぶん卓上でアレを使ったら部屋中がヤキトリのケムリでスモークされちゃうよね、キット。

やはりベストは「屋外で炭火焼き」かしら。
最近は、バーベキューセットとかも簡単に入手できるので、ミンナでバーベキューなんて光景が珍しくないモンね。
ウチにもあるしね(もう5代目くらいです)

そんなに大がかりでなくても、日本には世界に誇る優秀な「焼き」の器具があります。
そう「七輪」です。

年配のヒトであれば十分承知ですよね。
そ、「サンマ」を焼いてるイメージが強いけど、炭火焼き調理器としては世界最高水準の性能です(ホントですよ)

バーベキューセットと比べると一目瞭然。
同じ量の肉を焼くのに必要な炭の量が全然違います。
(サイズの違いだけじゃあありません)

秘密はその材質。
「珪藻土(けいそうど)」って言うんでしょ、あの、粘土が乾いたような土の事。

壊れやすいけど、保温性抜群。少量の炭の熱エネルギーを余すことなく調理に使えます。
安物バーベキューセットみたいに、周りが熱くて近づけない、なんて事にはなりません。

しかも「七輪」自体がお手頃価格です。場所もあんまり取らないしね。

2~3人分くらいのヤキトリなら、七輪一台で充分調理可能です。
(10人前とか作るなら、2~3台並べて下さい、、、ははは)

炭を起こして作業できるスペースがあるなら、「七輪」がチョーお勧めです。
勿論、野外でやりましょう。
(ケムリが凄いからね、、、ははは)

「ウチはマンションだから無理だよ」ってヒト。

次なるお勧めは、「魚焼き器」です。
トースターの魚焼き版みたいなモンで、鉄製の蓋が「パカ」って開くと、上と下に電熱線の太いのがついてて、網の上に載せた魚とか肉とかの上下両面をいっぺんに焼けるの。

初めはバカにしてたんだけど、さにあらず。コレがメチャクチャ優れものです。

鮭とかサンマとかもこんがり美味しく焼けるし、はっきりいって炭火で焼いたのと遜色ありません。

ステーキとかもコレで焼くと凄く美味しいんです。

勿論、ヤキトリも充分美味しく焼けます。
しかも、上下いっぺんに焼けるから、ひっくり返す手間は要らないし、下に水を張って炙る構造なので、ケムリもほとんど出ません。
タイマー式だからとっても便利。
勿論、室内用なので、換気扇を回せばマンションでも充分ヤキトリが焼けます。

難点をいえば、置き場所の確保が必要な事と1万円くらいの出費が必要な事ですかね。
でも、出費に見合う効果は充分あります。

寒い時期に屋外で七輪炊いてるとなんか、少しアンニュイな自分に気付いて、ちょっと恥ずかしくなったりするしね、、ははは

冬場にヤキトリ食べたい時は大活躍します。

クリスマスに「鳥モモ」を焼こうとしたら、さすがにコレは無理でした。
あんまり分厚い肉だと表面ばかりが焦げて中は生だもね。
ま、「鳥モモ」一本丸ごと焼くのは、炭焼きでもかなり根気の要る作業だから、素直にオーブンを使った方が良いけどね、、、ははは。
(でも、炭焼きの鳥モモって旨いんですよ、、、ほんとほんと)

でも、ピザくらいなら楽勝で焼けます。
ホントお勧めです「魚焼き器」。
名前を「何でも焼ける君」とかにしてデザインをもっと格好良くしたらブレイクするんじゃあないかしら?

それもちょっと、、、ってあなた。
お小遣いが残り少ないので、鶏肉を買うと調理器まではちょっと、、、てあなた。
よーく分かります、アナタの気持ち。
私も似たようなモンですからね、、、ははは。

第三のお勧め(?)はまさしくガスコンロ。
そ、ガスコンロの真ん中に魚焼きトレーが着いてますよね。
そ、引き出しみたいになってるヤツ。
あれですよ、あれ。
「魚焼き」って事になってるけど、勿論、肉も焼けます。
トレーに水を張って、お魚マークのスイッチを押すと周りにガスの火が灯って、側面からお魚君を焼く構造なの。天板が熱っせられて遠赤外線が出るの。
ガスの火で直接炙る訳で無いからベショベショにならずにこんがり美味しく焼き上がります。
実は、形は違うけど、業務用のヤキトリ焼き器と構造原理は全く一緒。
ヤキトリをひっくり返すためにいちいちトレーを引き出さないといけないけど、手間さえかければ、お店と同じ環境でヤキトリを焼いてるのと同じ事が再現できます。

機種によって多少違うけど、ヤキトリを焼くには少し火力が強すぎる傾向があるので、極弱火にして、こまめにひっくり返すのがコツかな。

これなら、キットありますよね、、、、、
なに、それも無いって、、、、、

うーん、さすがにそこまで面倒見切れないなー。
そういうヒトは素直に「お財布持って、お店にゴー」でしょう、、、ははは

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つぎ、焼き方。

これも別にプロだけに出来る特別技があるわけではありません。
(こんな事書くと怒られちゃうね、、)

プロってのは、何回も何回もやってるから上手なの。
そんで、よほどの事が起こってもまず失敗しないし、出来上がりにムラが無いの。
そ、焼き加減がいつもほどよく一定しているの、何本焼いても。
だから、お客さんからお金取って商売出来るの。

なので、私でもアナタでも、ド素人でも、一生懸命注意して焼けば、プロ並みの焼き鳥を焼く事は可能です。
素人だから、焦がしたり生焼けだったりする可能性が高いってだけの事です。

七輪で焼くなら、火加減が大切です。遠火でじんわりってのが理想です。
せっかちには向かないかもね。
でもあんまり弱すぎるといつまで経っても焼けなくて、カラカラに乾いた生焼け鳥肉になっちゃうから、「ちょうど良い」が大事です。

ま、「やってみる」だな。
何回か焼いてるウチに上手になりますよ、、キット(相変わらず無責任です)

七輪抱えて、ヤキトリ焼きながらビールを一杯なんて、最高の休日ですよね、、、ははは。

肉は、テキトーな大きさに切って串に刺すだけだから、コツも何もあったもんじゃあありません。
(串刺し作業はちょっと難しいけどね)

めんどくさければ、串に刺さなくても良いモンね。七輪で網焼きでしょ。
切った肉を焼くだけだもん、自分で食べるだけなら串なんか要らないよね、、、ははは。

焼く前に軽く塩コショウしときましょう。
で、味が足りなければ、食べる時にまた塩を付ければ良いだけです。
ワサビなんか付けるとそりゃーもう最高ですよ。

串に刺す時の注意点としては、「肉とネギを交互に挿す」なんてしゃれた真似はやめといた方が良いですよ。
ネギがすぐ焦げちゃうから。
肉は肉だけ、野菜は野菜で焼いた方がラクですよ、、、素人だもんね。

だんだんこうなってくると、一人七輪バーベキューの様相を呈して来ますね。

まあ、何でも良いじゃん、、、旨ければ、、、ははは。


(つづく)

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