Gameの話(2:テレビでゲーム編) [Game]
テレビでゲームが出来るようになった時ってある意味「革命的」でしたよね。
その頃になるとテレビもずいぶん普及してましたけど。
初めの頃はうちのテレビなんかも電源入れてから画面が出るまで3分くらいかかるヤツだったから、時代のほどがうかがえます。
真空管が暖まるのに時間かかるのよね。だから、テレビを見ること自体が貴重品(てか)
それでもオヤジさん(じじ)がそうゆうの大好きだから、割と早くにカラーテレビが導入されてました。
まだ子供番組はほとんど白黒だった様な気がする。
居間の正面にデン!って家具調のでっかいテレビ。でも決して画面は広くないの。
解像度なんて言葉は要らないくらい荒っぽい画面。まさにテレビにかぶり付く様に近づいては、叱られてました。
チャンネルはつまみをガチャガチャ回すのが当たり前でリモコンなんてあるわけがない。
ガチャガチャ回してるうちにスポってとれちゃうの。
そんで、知らんぷりして元に戻しておくんだけど、家族全員身に覚えがあって、そうこうしてるうちにチャンネルそのものがなくなっちゃうの。割れちゃったりね。
結構どこのご家庭でもテレビのチャンネルとれてましたよね。
値段も高かったからそう簡単に買い換えられなくて、お父さんが、変な材料で取っ手をこしらえてガムテープとかでくっつけるけど、かえってない方が良かったりするの。
でも「これ、使いにくい」とか言ったモンなら「じゃあ見るな!」とやぶ蛇で叱られるから、「変なチャンネルは早く無くならないかな〜新しいテレビ来ないかな〜」って仏壇に線香あげながらお祈りするの。
ある日、「赤い服着たサンタ」ならぬ「赤い顔した酔っぱらいオヤジ」が上機嫌で「怪しげな包み」を持って帰ってきました。
なんと、いま話題の「テレビゲーム」です。くじで当てたとか、ゴルフの景品だったとか、、そんな事をくどくど言ってるけどそんなもん全く聞いてません。目の前のブツに子供の小さなハートは釘付けでした。
今思えば何のことないゲームでしたよね、ダイヤル風のつまみが二人分付いてて、ピンポンするの。ただそんだけ。
テレビ画面の左右に分かれて、ダイヤル回すと自分のパッドが上下に動くの。
そんで、ドットのボールを打ち返すの。跳ね返ったボールを今度は相手が打ち返すの。ただそんだけ。
一応多機能版で、「ダブルスも出来ます。」って、パッドが前衛の位置にもう一つでるの。
でも、操作はおなじダイヤルなので、パッドの動きはシンクロしてます。
前のパッドで打つ時は気持ちが前衛選手になるの。決して2人対2人で対戦するわけではないの。
なんか、懐かしいな〜。そんなちゃっちいゲームだけど、当時の少年の心をグワっと鷲掴みにしてました。
だってテレビでゲームが出来るんですぜ!(だからテレビゲームじゃんっていったら元も子もない)
ちなみに、一人対戦モードなるモノもあって、コンピューターが相手してくれるの。
コンピューターのパッドってボールの動きに連動してるから絶対に空振りしてくれないの。
あれって、壁打ちそのものだよね。
でも、向こう側が閉じてるとさすがにガキンチョでもテンション下がるから、パッドが動くようにしてくれたのは親心ならぬメーカー心だったんだろうね。
「一人壁打ちモード」じゃあんまり面白くなさそうだしね。(スポコンになっちゃう)
たぶんメーカーは「どうやったらほどよく負けられるんだろう?」ってえらく真剣に考えたんだろうけどね。
ハード的にもソフト的にも制限がきつい中、子供を楽しませてくれる気持ちが嬉しいですよね。
当時は理由なんて分からないから、「どうやったらゲーム機に勝てるんだろう?」と真剣に考えました。(壁打ちなのに)
一人対戦モードでダブルス(なんか変な日本語ですね)やると、前衛で打ったボールの角度がきつくなってコンピューターが空振りしてくれる事があるのを発見したときは、とっても嬉しかったです。
なんか、昔も今もやってることはあんまり変わりないですね。
そのあと暫くして、一斉を風靡したのが言わずも知れた「インベーダーゲーム」ですよね。
ゲームセンターなる業種まで開発したその浸食力。まさに「エイリアン」です。
喫茶店にも置いてあって、コーヒーの売り上げよりゲームの売り上げの方がよかったりしたんだろうね。
自分の町の盛り場で遊んでると先生が見回りにくるから、チャリンコ乗って隣町のゲーセンに行ったりしてました。
電車代もったいないしね。
でもいくらつぎ込んでも下手くそだったから、あこがれの「ナゴヤ撃ち」とか全然出来ないの。
隣接するとインベーダーの弾がすり抜けて行く裏技を体験したくて真似するんだけど、出来る前にすぐやられちゃうの。
非常に希にうまくいっても、その後どうにも出来ないから結局「ゲームオーバー」になっちゃうの。
あの時からだよな「Game Over」なる言葉を知ったのは。
あとやっぱりいくらやっても下手くそだったのが「パックマン」。
「しみったれ」だから、パワーアップのエサをわざわざ残しておいて、大事なときに食べられないの。
取りに行こうとすると、すぐ挟み撃ちにあって死んじゃうの。
じゃあって、早めにパワーアップするとモンスターの逃げ足がやたら速くて追いつけないの。
「追いついた!」と思ったときには時間切れで自分がやられちゃうの。
一番最後にパワーアップ食べると、モンスター追いかける前に次の面に行っちゃうの。
あと、ワープトンネルにはいると決まってトンネルの中にモンスターがいて、やっぱりやられちゃうの。
確認してから入れよな、まったく。
でも好きだったな〜「パックマン」
未だにキャラクターとして通用するモンね。すごいデザインだよね。だって元は単なる黄色いマルだぜ、切れ目の入った。
手足はいつ生えて来たんだろうね。黄色いカエルか?
ゲーム途中のアニメーションで、追いかけられてたパックマンが巨大化して反撃するのが大好きでした。
あれを見るとなんか心が和むのよね。
それから、インベーダーが進化して「ギャラクシアン」になった時は、初めゲームが良く理解できませんでした。
なんか、画面の展開が早くて、自分がどれだか分からなくなっちゃうの。
画面上の敵は全部打ち落としたいから無理な体勢になって、、、でも結局無理なモノは無理なの。
あの辺から、「僕はこういうゲームに向いて無いんだ」と悟って、エイリアンと戦うのを控えるようになりました。
だから、日本中で「ゼビウス」がはやってた時も、部屋でプラモデル作ってた様な気がする。
だって、難しいんだもん「地球防衛」。
この頃からかしら、「パソコン」に興味を持ち始めたのは、、、
次は「パソコンの話」でも書いてみるかな、、、。
(つづく)
その頃になるとテレビもずいぶん普及してましたけど。
初めの頃はうちのテレビなんかも電源入れてから画面が出るまで3分くらいかかるヤツだったから、時代のほどがうかがえます。
真空管が暖まるのに時間かかるのよね。だから、テレビを見ること自体が貴重品(てか)
それでもオヤジさん(じじ)がそうゆうの大好きだから、割と早くにカラーテレビが導入されてました。
まだ子供番組はほとんど白黒だった様な気がする。
居間の正面にデン!って家具調のでっかいテレビ。でも決して画面は広くないの。
解像度なんて言葉は要らないくらい荒っぽい画面。まさにテレビにかぶり付く様に近づいては、叱られてました。
チャンネルはつまみをガチャガチャ回すのが当たり前でリモコンなんてあるわけがない。
ガチャガチャ回してるうちにスポってとれちゃうの。
そんで、知らんぷりして元に戻しておくんだけど、家族全員身に覚えがあって、そうこうしてるうちにチャンネルそのものがなくなっちゃうの。割れちゃったりね。
結構どこのご家庭でもテレビのチャンネルとれてましたよね。
値段も高かったからそう簡単に買い換えられなくて、お父さんが、変な材料で取っ手をこしらえてガムテープとかでくっつけるけど、かえってない方が良かったりするの。
でも「これ、使いにくい」とか言ったモンなら「じゃあ見るな!」とやぶ蛇で叱られるから、「変なチャンネルは早く無くならないかな〜新しいテレビ来ないかな〜」って仏壇に線香あげながらお祈りするの。
ある日、「赤い服着たサンタ」ならぬ「赤い顔した酔っぱらいオヤジ」が上機嫌で「怪しげな包み」を持って帰ってきました。
なんと、いま話題の「テレビゲーム」です。くじで当てたとか、ゴルフの景品だったとか、、そんな事をくどくど言ってるけどそんなもん全く聞いてません。目の前のブツに子供の小さなハートは釘付けでした。
今思えば何のことないゲームでしたよね、ダイヤル風のつまみが二人分付いてて、ピンポンするの。ただそんだけ。
テレビ画面の左右に分かれて、ダイヤル回すと自分のパッドが上下に動くの。
そんで、ドットのボールを打ち返すの。跳ね返ったボールを今度は相手が打ち返すの。ただそんだけ。
一応多機能版で、「ダブルスも出来ます。」って、パッドが前衛の位置にもう一つでるの。
でも、操作はおなじダイヤルなので、パッドの動きはシンクロしてます。
前のパッドで打つ時は気持ちが前衛選手になるの。決して2人対2人で対戦するわけではないの。
なんか、懐かしいな〜。そんなちゃっちいゲームだけど、当時の少年の心をグワっと鷲掴みにしてました。
だってテレビでゲームが出来るんですぜ!(だからテレビゲームじゃんっていったら元も子もない)
ちなみに、一人対戦モードなるモノもあって、コンピューターが相手してくれるの。
コンピューターのパッドってボールの動きに連動してるから絶対に空振りしてくれないの。
あれって、壁打ちそのものだよね。
でも、向こう側が閉じてるとさすがにガキンチョでもテンション下がるから、パッドが動くようにしてくれたのは親心ならぬメーカー心だったんだろうね。
「一人壁打ちモード」じゃあんまり面白くなさそうだしね。(スポコンになっちゃう)
たぶんメーカーは「どうやったらほどよく負けられるんだろう?」ってえらく真剣に考えたんだろうけどね。
ハード的にもソフト的にも制限がきつい中、子供を楽しませてくれる気持ちが嬉しいですよね。
当時は理由なんて分からないから、「どうやったらゲーム機に勝てるんだろう?」と真剣に考えました。(壁打ちなのに)
一人対戦モードでダブルス(なんか変な日本語ですね)やると、前衛で打ったボールの角度がきつくなってコンピューターが空振りしてくれる事があるのを発見したときは、とっても嬉しかったです。
なんか、昔も今もやってることはあんまり変わりないですね。
そのあと暫くして、一斉を風靡したのが言わずも知れた「インベーダーゲーム」ですよね。
ゲームセンターなる業種まで開発したその浸食力。まさに「エイリアン」です。
喫茶店にも置いてあって、コーヒーの売り上げよりゲームの売り上げの方がよかったりしたんだろうね。
自分の町の盛り場で遊んでると先生が見回りにくるから、チャリンコ乗って隣町のゲーセンに行ったりしてました。
電車代もったいないしね。
でもいくらつぎ込んでも下手くそだったから、あこがれの「ナゴヤ撃ち」とか全然出来ないの。
隣接するとインベーダーの弾がすり抜けて行く裏技を体験したくて真似するんだけど、出来る前にすぐやられちゃうの。
非常に希にうまくいっても、その後どうにも出来ないから結局「ゲームオーバー」になっちゃうの。
あの時からだよな「Game Over」なる言葉を知ったのは。
あとやっぱりいくらやっても下手くそだったのが「パックマン」。
「しみったれ」だから、パワーアップのエサをわざわざ残しておいて、大事なときに食べられないの。
取りに行こうとすると、すぐ挟み撃ちにあって死んじゃうの。
じゃあって、早めにパワーアップするとモンスターの逃げ足がやたら速くて追いつけないの。
「追いついた!」と思ったときには時間切れで自分がやられちゃうの。
一番最後にパワーアップ食べると、モンスター追いかける前に次の面に行っちゃうの。
あと、ワープトンネルにはいると決まってトンネルの中にモンスターがいて、やっぱりやられちゃうの。
確認してから入れよな、まったく。
でも好きだったな〜「パックマン」
未だにキャラクターとして通用するモンね。すごいデザインだよね。だって元は単なる黄色いマルだぜ、切れ目の入った。
手足はいつ生えて来たんだろうね。黄色いカエルか?
ゲーム途中のアニメーションで、追いかけられてたパックマンが巨大化して反撃するのが大好きでした。
あれを見るとなんか心が和むのよね。
それから、インベーダーが進化して「ギャラクシアン」になった時は、初めゲームが良く理解できませんでした。
なんか、画面の展開が早くて、自分がどれだか分からなくなっちゃうの。
画面上の敵は全部打ち落としたいから無理な体勢になって、、、でも結局無理なモノは無理なの。
あの辺から、「僕はこういうゲームに向いて無いんだ」と悟って、エイリアンと戦うのを控えるようになりました。
だから、日本中で「ゼビウス」がはやってた時も、部屋でプラモデル作ってた様な気がする。
だって、難しいんだもん「地球防衛」。
この頃からかしら、「パソコン」に興味を持ち始めたのは、、、
次は「パソコンの話」でも書いてみるかな、、、。
(つづく)
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