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Macエミュの話(3:SheepShaver導入の前に脳みそを整理する編) [Mac emu]

今回は、SheepShaver導入の準備(?)編を書いてみます。やっぱりココロの準備は必要ですよ、うん。

そもそも、XPでPowerMacエミュ動かそうってんだから、導入を考えている人は、きっと、Mac使いか、はたまた以前Mac触ってた人ですよね。

Win畑をずーと進んできた人は、そんな発想すらないんでないかしら?

何、アナタはWinしか触ったこと無いけど、チョコッと怖いものみたさに、立ち寄って、、、まさに、その人です!って、、。

エラい、あんたはエラい!よ、大統領!

いやー、いいねーいろいろ興味を持って顔を突っ込んでみるその野次馬根性。ボカー好きだな~。
がんばって話についてきてみて下さい、きっとアナタの人生経験が豊かになります(ほんとかい)。


例によって前置きが長くなりごめんなさい、、、先に誤ってオコッと。

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(まずは脳みそを整理しよう)

記事書く前に、ずいぶんいじくり回して試してみました。

Macエミュを立ち上げるには、Mac RomとMac Systemインストーラーが必要です。SheepShaverはPowerPC(PPC)エミュなので、当然RomもsystemもPPC対応の物がベストマッチです。basiliskが68k Macのエミュだったのと対照的ですね。

Mac Romとは読んで字のごとく、Mac実機に入ってるRomのことです。エミュレータを動かすために、PPC Mac実機からRomを吸い出して、それと対になってるシステムCDからインストールするのが理屈上は王道です。問題なのは、そう簡単に稼働可能なPPC Macが目の前にあるのか?ってことですよね。
もっと正確に言うと、iMac以前のベージュのPPC Macですぜ。中古屋いっても見つけるのが大変かもね。(今は、秋葉原いくのもちょっと怖いしね)

Mac好きな人であればなおさら、今やOS Xの時代ですもんね。PPCは物置でひっそり、って人が多いと思います。
Mac Romの入手だけであれば実はAppleのサイトから配布されているシステムアップデーターから引っ張り出せるやつがいくつかあります。なので、PPC Mac実機が何らかの理由で稼働できなくても、Romの入手は可能ですが、吸い出し作業がMacのプログラムなので、やはりOS XのclassicモードでもWinXPのbasiliskでもいいから、とにかくMac(classic)が動く環境が必要です。

Apple的には「MacRomの著作権は本体にくっついている」という理屈らしいから、やはりMac実機がApple的にも必要ということになってきます。

その上、SheepShaverとの相性もあって、動くMacRomのバージョンにも制限が出てきますし、その関係でインストールできるSystemも限られてきます。

なにやら訳わかんなくなってきました?

わかりやすく説明すると、

SheepShaverはMacのハード(本体)に相当します。これに、MacRomを入れると、Macのシステムインストール前の状態になるってこと。
Mac使ってる人なら経験ありますよね、電源入れたら画面上でフロッピーに?マークが表示されてる状態。システムが無いから、電源は入るけどコンピューターとしては動きませんよね。

Macのシステム再インストールの時って、システムCD入れて、Cボタン押しながら電源入れると、CDから立ち上がりますよね。まさにその時のことを思い出せばいいわけです。

WinXPにSheepShaver入れてMacRom入れると、Macのハードに相当するので、これにシステムをインストールすればMacの出来上がりって寸法。

思い出してください、Macに付属のシステムCDって、種類の違う他のMacにはインストールできませんよね。PowerBookの付属システムをデスクトップマシンにはインストールできないもんね。だから、Mac実機からRomが吸い出せれば、それに付属のインストールCDが使えますが、他には使い回せないってこと。

アップデーターから引っ張り出してきたRomは汎用型ですので、これにインストールできるのは、そう、わかります?そうです、市販のシステムインストールCDです。

市販品のMacシステムCDなら、パワーブックでもデスクトップでもインストールできるもんね。ある意味最強。

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(そこで今度はMacシステムの話)

68k Macから歴代のシステムがありますが、system 6から7に進化したときのインパクトは未だに忘れられません。だって、フロッピー1枚から突然20枚近くにまで増えたんだもんね。ほとんどがtrue typeフォントのせいだったんだけど。

日本語版システム7は「漢字トーク7」と呼ばれて、本格的に日本語対応が始まって、嬉しかったのを覚えてます。
そういえば、かのコピーライター「糸井重里」氏ネーミングの「おにぎり」って愛称もあったけど、当たり前のように誰も使わずに消え去りましたね。
私これ思い出すと、同様に誰も使わなかった「J電」を思い出します。ネガティブな面で記憶に残るのって、ある意味すごいネーミングですよね。

現在Appleのサイトではシステム7.5.3が無償配布されてます。英語版も日本語版もあるけど、7.5.3をただで配布するなんて気前いいよね。Win95をただで配るなんて荒技は、たぶんこの先もズーと無いでしょうね。

で、Macのシステムは、7.6、8、8.5、9とバージョンアップしていきますが、それぞれインストールCDが必要です。
Appleのサイトでアップデーターが手に入りますが、これは8.5を8.6にアップデートするとか、7.6.0を7.6.3にするとか、マイナーバージョンアップのためのものなので、7.5.3をアップデートしていってSystem 9にすることはできません。

7.5を7.6にするアップデーターってのも無いのよね、8.5は8.6にできるのにね。まあ、大人の事情と割り切りましょう。

よーするにこんな風な事情の上に乗っかって、SheepShaverを動かしましょうって話な訳です。

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(いろいろな組み合わせを試してみました)

市販のインストールCDを開くと8.5、9.0ではシステムフォルダの中に、MacRomそのものがデンと置いてあります。これをベタコピーで良さそうだけど、残念ながら、これらではSheepShaverは起動しないようです。

実機からの吸い出しも難航しました。MT300からROMとろうとしたらAppleVision壊れるし(Macの話(3:AppleVision編)参照)、PB1400cはG3アクセラレーター入れてるせいかなんか変だし。

8.6_UpDateから吸い出したROMはずいぶんいいけど、CD起動でOS8.1インストーラー入れたらWinXPが固まるし、、、。

安定して動く組み合わせって、結構限られてきます。だから、basilisk2 の7.5.5(英語版)がサクッと動くのは貴重品だと思います(Macエミュの話(2:Basilisk2 for XP編)参照)、68kだけど、、、。

そんなこんなで、次回はSheepShaverが比較的安定して動くパターンを紹介しようと思います。


(つづく)
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